今日はエーリヒ・クライバー指揮ケルン放送交響楽団の演奏するウェーバーの交響曲第1番を。
実は私、数年前にこの音源に触れるまでウェーバーが交響曲を作曲していたことさえ知りませんでした。
「交響曲第1番 ハ長調Op.19 J.50は、カール・マリア・フォン・ウェーバーが作曲した最初の交響曲。交響曲第2番と共に青年期に作曲された交響曲であるが、いずれも若々しい作風が随所に見られる。
当時20歳(1806年)のウェーバーが作曲した最初の交響曲で、その当時カールスルーエのフリードリヒ・オイゲン・フォン・ヴュルテンベルク公爵の管弦楽団の指揮者を務めており、この管弦楽団のために2曲の交響曲を作曲している。交響曲第1番はその折に作曲されたものである。
作曲の時期は1806年の12月14日にカールスルーエで始められ、第1楽章は12月22日に書き上げている。それに次いで第2楽章を12月29日に、第3楽章は12月26日に完了させ、第4楽章は翌年の1807年の1月2日に完成させている。初演はカールスルーエの宮廷で行われたが、この時の正確な日付については不明である。
ウェーバーは緩徐楽章とスケルツォの楽章以外、その出来映えに満足できなかったようで、友人で批評家のロホリッツに宛てた手紙の中で「いずれ多くの箇所を改訂したい」と述べているが、結局改訂は行われることはなかった。」(Wikipedia 交響曲第1番 (ウェーバー) より )
Wikipediaには作曲者自身「その出来映えに満足できなかったようで…」と記載されていますが、このエーリヒ・クライバー指揮ケルン放送交響楽団の演奏を聴くと、若々しいエネルギーと瑞々しい響きに惹きつけられます。あまり演奏される機会が多くはない曲のようですが、もっと聴かれても不思議では無い気がします。上記音源は1956年1月録音になっていますがCDと同じ音源だとするとCDの表記では1953年9月録音となっています。エーリヒ・クライバーのウェーバー第1番はデッカにスタジオ録音されたCDの演奏とは別に1956年1月20日に録音されたライヴ録音もあります。エーリヒが亡くなったのは1956年1月27日。亡くなる7日前の最後の演奏会の記録でした。貴重な記録です。
Erich Kleiber Conducts His Last Concert
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