ニコラ・グルノン 「 最も美しく優しい姿」中世からルネサンス 橋渡しの時代の音楽家 | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

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今日は「Triste plaisir (Guillaume Du Fay and Burgundian Music)」と言うアルバムから、ニコラ・グルノン(Nicolas Grenon 1375-1456)と言う音楽家の作品 La plus belle et doulce figure(最も美しく優しい姿)を。

 

「Triste plaisir 」はレナ・スザンヌ・ノーリン(アルト)、ランドール・クック(ヴィオラ・ダ・ガンバ&フィドル)、スザンヌ・アンソルグ(フィドル&レベック)と言う3人の演奏家によるアルバムで、ギヨーム・デュファイの作品を中心にルネサンス音楽最初期、所謂ブルゴーニュ楽派と呼ばれる音楽家たちの作品が演奏されています。

 

ニコラ・グルノンはデュファイやバンショワよりかなり年長ですが、その時代の人にしては異例なほど長生きし、また晩年まで活動を続けましたのでその作品には中世音楽とルネサンス音楽の両方の側面を覗かせています。

 

ルネサンス盛期から後期にかけての洗練された響きとはひと味違いますが、素朴な旋律に漂う気品や美しさは知らぬ間に惹きつけられる魅力に満ちています。

 

こちらからアルバム「Triste plaisir (Guillaume Du Fay and Burgundian Music)」全曲お聴きになれます。ヴィオラ・ダ・ガンバやフィドル、レベックと言った古い時代の弦楽器で奏でられる器楽曲やレナ・スザンヌ・ノーリンの中性的な感じさえする真っ直ぐな声で歌われる歌はどれも古いヨーロッパの映像を目の前に見せてくれるような不思議なリアリティの有る音楽を聞かせてくれました。

 

 

 

Triste Plaisir

ギョーム・デュファイ(c.1400-1474):
 美しい人よ私をあなたの召使いに、私の愛しい人の愛のために、Qui latuit in virgine、
 哀れにもわが身をかこつ、あの気高い顔、恋する私たち目覚めよう、やあ諸君、
 私の心は殉教者のように痛む、J'ai grant doulour、美わしの聖処女、レオ殿
作曲者不詳(15世紀): La plus grant chiere、Paumgartner
ヤコブス・ヴィデ(1386-1433): Et c'est assez
ジル・バンショワ(1400-1460):
 悲しい楽しみと苦しい喜び、Mort en merchy、Lune tres belle、Adieu adieu mon joieulx souvenir
ニコラ・グルノン(1375-1456): La plus belle et doulce figure
【演奏】
レナ・スザンヌ・ノーリン(アルト)
ランドール・クック(ヴィオラ・ダ・ガンンバ&フィドル)
スザンヌ・アンソルグ(フィドル&レベック)