95歳の父の入院。「大腿骨頚部骨折」 これからが心配です | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

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昨日、父が骨折で入院することになってしまいました。「大腿骨頚部骨折」。父は今95歳、どうやら老齢者には多い骨折のようなのですが、今まで杖を突きながらも自分の足で歩くことはできていたのが同じ程度に回復できるのかなど、これからが心配です。

 

先々週、父は38度を超える熱を出しました。激しく咳もしていましたので近くの病院に連れて行くことにしました。そこで検査してもらったところインフルエンザ、と診断され薬をもらってきたのですが、それからは熱は少し下がったものの咳や痰はなかなか収まらず薬が無くなってきたため先週もう一度病院に行きました。その時やったレントゲン撮影の結果どうも軽い肺炎になっているとの診断。その後肺炎の薬や咳止めも効いたらしく少し楽になってきたようだったのですが、まだ完全では無いようでしたので薬を追加でもらおうと昨日もう一度病院に行ったのです。診断の結果は大分良くはなっているもののまだ肺炎の症状が残っているとのことでした。もうしばらく薬を続けるようにと言われました。

 

その診察が終わり杖を突きながら歩く父を「会計待ち」の丸椅子が並んでいるところに誘導したのです。

「あそこの椅子に座らせてもらおう」指を指しながら進み、椅子のところで、

「ほらここに座って」

「ちょっと待て。ズボンが下がってきちゃった。」

父は笑いながらズボンのベルトを締め直します。

「このベルト上手く締まらんな」

「えっ?」と私がそのベルトのバックルの方を見た時、でした。

いきなり父がドタッと床にしりもちをついたのです。

椅子の無いところに座ろうとしたのか、座ろうとした椅子からずれてしまったのか、足から力が抜けてしまったのか……

一瞬のことで何が何やら分からなくなる感じでした。

近くにいた看護師さんたちが父を支え、車椅子を貸してくれて、

「30分ほど様子を見て下さい。もしそれで痛みが激しかったり立てなかったりするようでしたらレントゲンを撮りましょう。」

 

それからしばらく父とその場で一緒にいました。あまり痛がる様子はありません。しかし、どうも右足が痺れている感じだと言います。

「痛くは無いけど、右足の方が上げようとしても上がらないな。」

 

30分ほど経った頃、車椅子から立たせてみようとしたのですが、自力では立つ事は出来ず、私と看護師さんとで支えて立たせてみても右足がほぼ動かせないようでした。

 

それで、その病院にもう一度改めて「受付」

 

レントゲン撮影の結果、「大腿骨頚部骨折」。写真を見ると右と左で形がまったく違ってしまっていました。

その後、その病院から近くの大きな病院に連絡してもらい、救急車で搬送。生まれて初めて救急車に乗ってしまいました。雪道の激しい揺れとほぼ外の見えない救急車に乗っているのはなかなかスリリングな感覚があります。今いったいどんな道を走っているんだろう。ちょっと怖いような……

 

病院の整形外科で診断、入院手続き。どうやら今週の金曜日あたりに手術になりそう、とのこと。

 

なんやかやで、家に帰ったのは6時過ぎくらい。あたりは真っ暗になっていました。朝9時前に出て……この時間。この日は何だかとんでもない日になってしまったようです。何より、自分の目の前で父に大けがをさせてしまったのは、言葉にしようのないショック。これから先のことを考えることもすぐには頭が働かない状態でした。

 

今日は、父の入院している病院に着替えやら必要なものを届け看護師さんからこれからのことなど説明を受けました。

手術がどうなるか。その後のリハビリーかどうなのか。今までどうり生活できる程度に回復できるのか。心配は数え切れませんが、良い方向に向かってくれることを祈るばかり。

 

しかし、コロナの後遺症なのでしょうか。今の病院は面会も難しいようですね。家族でも病室には案内して貰えない様子。これもまたなかなか大変だなと思いました。