今日の気分はシュナイダーハン & フリチャイ メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲聴き比べ | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

クラシック音楽を中心にした好きな音楽と読書感想、日々の雑感などを思いつくまま気まぐれに書き綴ります

 

メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲は大好きな曲のひとつです。

 

中学生の時にクラシックを聴き始めて割と早い時期に聴いた曲でもありました。

 

それじゃ、最初に聴いた演奏は? この曲についてはそれが分からないのです。ヴァイオリンは誰だったか。指揮者は? オーケストラは? ・・・それが全く思い出せません。

 

その頃知ったヴァイオリニストというと・・・、シュナイダーハン、フランチェスカッティ、メニューイン、ハイフェッツ、ミルシテイン。シェリングもかな・・・。その中で、ハイフェッツでは無いことだけは確か。(いや、LPレコードを処分してしまった後しばらくしてから、どうしてもこの曲が聴きたくなりハイフェッツのCDを買ったのです。しかし、それは私が好きだったメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲とは随分イメージの違う演奏で・・・。演奏者によって曲が大きくイメージを変えてしまうと言う知っていたはずのことを改めて感じさせられた記憶が強く残っています。)たぶんミルシテインとシェリングも違う気がします。(この2人のヴァイオリニストの演奏を聴いたのは近い時期ではありましたが微妙にメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲に触れた時期より後のような気がします。)

 

そうすると、候補(?)は3人。シュナイダーハンかフランチェスカッティかメニューインか。たぶん今まで一番多くの回数聴いたのはメニューインとフルトヴェングラー/ベルリン・フィルの演奏だとは思うのですが、それが最初だったかどうか。

(上にリンクした記事に初めて聴いたのはメニューイン、フルトヴェングラー/ベルリン・フィルの演奏だったと書いたのですが、最近違う気がしてきました。メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を知った頃、まだフルトヴェングラーの演奏に触れたことは無かったはず、と思うのです。)

 

今日取りあえずこの3人のメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を聴き比べてみることに。冒頭に掲載しましたのがヴォルフガング・シュナイダーハンのヴァイオリン フェレンツ・フリチャイ指揮ベルリン放送交響楽団による1956年録音の音源です。下はジノ・フランチェスカッティ、ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団。その次がユーディ・メニューイン、フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏です。

 

 

聴き終わって一番自分のこの曲のイメージに一番近かったのはシュナイダーハンとフリチャイ指揮ベルリン放送交響楽団の演奏でした。ヴァイオリンの音色、全体のテンポ設定、細部の歌い方など隅々までが、ああ、これだよな、と思える演奏でした。しかし・・・。

 

フランチェスカッティのヴァイオリンの音もとても好きです。これも悪くない演奏。そしていろいろ考えてみると、たぶん私が初めて聴いたのはこの演奏では無いか、と思います。今の気分とは細かいところで微妙に違う気もしますが、たぶんこの演奏だったと思います。

 

そしてメニューイン & フルトヴェングラー。これも隅々まで納得がいく演奏です。メニューインのソロもフルトヴェングラーの音楽作りも、自然に受け入れられる演奏。

 

ただ、今日の私の気分に一番すうっと入ってきたのはシュナイダーハン & フリチャイの演奏でした。

 

今日はこの後ムローヴァの演奏も聴いてみよう。

しっかり、メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲の日になってしまいました(笑)

 

 

 

メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲/ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番

フリッチャイらしい清新なロマンティシズムを湛えた好演で、シュナイダーハンの濃密なソロも魅力十分

 

 

メンデルスゾーン & チャイコフスキー : ヴァイオリン協奏曲

フランチェスカッティは50~60年代の前半に活躍し,当代きっての美音の持ち主と讃えられたヴァイオリニスト。その演奏は,知的で気品にあふれたもの。チャイコがこんなにも澄み切った音楽だなんて…。感傷的でオーバーな表現とは次元の異なる美しさ。

 

 

 

 

メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲

メニューインのヴァイオリンがメンデルスゾーンの協奏曲と相まって物悲しくも切ない独特の美しいメロディーを奏でます。

 

 

Mendelssohn: Violin Concerto

ムローヴァ、1990年のメンデルスゾーンの録音。知性と情熱、完璧なテクニック、すべてを備えた完璧な演奏、として高く評価されたものです。ホ短調の協奏曲はもちろんのこと、ニ短調の方も非常な名演。オリジナル盤にはプレミアがついていますが、このたびアナログフォニックの気合十分のリマスタリングで登場します。