武居俊樹「赤塚不二夫のことを書いたのだ!!」 担当記者が描いた天才漫画家赤塚不二夫との熱い日々 | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

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今日、午前中に車に給油するついで(?)で何となく古本屋に寄ってみたのでした。

 

そこで眼に入った本が「赤塚不二夫のことを書いたのだ!!」と言う文庫本。ちょっと不思議なタッチのバカボンのパパが描かれた表紙が妙に気になりそのまま手に取りその他の二冊(石田衣良「I LOVE モーツァルト」石原慎太郎「安藤昇伝 ある漢の生涯」 どうも変な取り合わせ、です(笑))とともに買って帰ったのです。

 

これが面白い本でした。

 

「天才漫画家・赤塚不二夫に35年間連れ添った編集者がいる。「武居記者」というキャラクターで赤塚漫画にも登場した名物担当者。その武居記者が、天才との漫画と遊びの日々を初めて綴った。「天才バカボン」引き抜き事件、ヤクザに追われて逃亡生活、美空ひばりと新宿デートなどなど、抱腹絶倒の秘話満載。」

 

読み始めると止まらない本だったのでした。手を離す時間が惜しくなるくらいに。今はもうあと少し。こんな記事書いている場合じゃ無い、と言いたくなる気分です(笑)

 

長谷邦夫、横山 孝雄、古谷三敏(『ダメおやじ』他)、高井研一郎(『総務部総務課山口六平太』)、北見けんいち(『釣りバカ日誌』)、等々豪華極まりない元アシスタントたちも登場。ハチャメチャなくせに人間的な赤塚不二夫の姿が生き生きと伝わってきます。赤塚不二夫を取り巻く人々と若き日の著者が過ごした日々のむせかえるような熱気と息づかい。

 

この動画に、この本の著者武居俊樹さんや元アシスタントたちが姿を見せています。

 

 

 

 

 

 

 

 

そう言えば以前に赤塚の娘さんが書いた「バカボンのパパよりバカなパパ」と言う本を読んだことを思い出しました。あれも面白かった。やはり、赤塚不二夫という人、存在そのものが面白すぎる人だったのかもしれません。

 

 

 

赤塚不二夫のことを書いたのだ!! (文春文庫)

「天才漫画家・赤塚不二夫に35年間連れ添った編集者がいる。「武居記者」というキャラクターで赤塚漫画にも登場した名物担当者。その武居記者が、天才との漫画と遊びの日々を初めて綴った。「天才バカボン」引き抜き事件、ヤクザに追われて逃亡生活、美空ひばりと新宿デートなどなど、抱腹絶倒の秘話満載。」

 

 

バカボンのパパよりバカなパパ (幻冬舎文庫)

『天才バカボン』『おそ松くん』など、多くの傑作マンガを生んだ赤塚不二夫。その私生活は作品以上にぶっ飛んでいた。娘を連れてゲイバーへ!?ホームレスを自宅に呼んで大宴会??感性の赴くまま生きた天才の素顔を一人娘が赤裸々に綴る、笑いあり涙ありの愛すべきバカ家族の記録。人はもっと自由でいいのだ!読めば元気が出ること間違いなし!!

 

 

ゲゲゲの娘、レレレの娘、らららの娘 (文春文庫)

水木しげる、赤塚不二夫、手塚治虫。漫画界を代表する三人の娘たちが語る、父の素顔、創作秘話、意外な趣味、作品の中のワタシ。大先生の抱腹絶倒の面白話からホロリとさせる父娘のエピソードまで、赤裸々なガールズトークが炸裂。漫画ファンならずとも必読の一冊なのだ。「娘が選ぶ父の傑作漫画」三編も収録。