ブルックナー 交響曲第2番 朝比奈隆の深い呼吸、シモーネ・ヤングの自然な感性 | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

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今日は朝比奈隆指揮大阪フィルハーモニー交響楽団の演奏でブルックナーの交響曲第2番を聴きました。

 

交響曲第2番は1872年に作曲され1873年に作曲者自身の指揮により初演された、ブルックナーの(習作交響曲とも呼ばれる通称第00番や作曲者自身が番号を付けることを拒んだ第0番を加えると)4番目に作曲された交響曲になります。

 

ブルックナーの交響曲は第3番~第5番と第7番~第9番の6曲が人気がありよく演奏されますが、それらと比べると残りの5曲は演奏機会も録音される事も比較的少ないと思います。中でも第2番はかなり地味な存在と言えるのではないでしょうか。

 

しかし、私はこの曲が好きで比較的良く聴きます。(とは言ってもブルックナーを聴くと言うことになると第7番~第9番を選ぶことがやはり多いのですが、それでも第3番や第4番よりはこの第2番を聴くことが多いような気がします。)

 

そして、自分のライヴラリーの中のいくつかの録音の中で一番好きなのが、この1994年に録音された朝比奈隆指揮大阪フィルハーモニー交響楽団の演奏です。

 

これは数多い朝比奈隆指揮大阪フィルハーモニー交響楽団のブルックナー録音の中でもかなり優れた演奏なのではないか、と私は思います。呼吸の深い指揮者の音楽作りと、その土台の上でゆったりと音を紡いでいくオーケストラ。いつもは何よりもエネルギッシュな迫力を前面に出してくるこのコンビが、この曲では静寂ささえ感じさせる音楽を繰り広げていきます。指揮者とオーケストラの深い信頼関係を強く感じさせる演奏。

 

もう一つ、最近気に入っているのが、シモーネ・ヤング指揮ハンブルグ・フィルハーモニカーの演奏。

 

 

指揮者の柔らかな感性と自然な歌。オーケストラの音も好感の持てる演奏です。朝比奈隆/大阪フィルとは、同じ曲とは思えないような気のすることもありますが(笑)、こちらもとても好きな演奏です。

 

などと言いつつ1時間以上かかる曲を2つも聴いてしまいました。

 

時間はいくらあっても足りないかも知れませんね(笑)

 

 

 

朝比奈 隆 生誕100周年 ブルックナー交響曲全集② 交響曲第2番 ハ短調(ハース版)

3度目にして最後となった全集からの1枚。大フィルの力を120%出しきった熱演が感動的で清々しくもある。朝比奈が作り出す、悠然として壮大なブルックナーの世界が、ストレートに伝わってくる演奏だ。

 

 

Bruckner, A.: Symphony No. 2 (1872 Version)

ウィーン・フィルを振った初の女性指揮者、シモーネ・ヤングの初のシンフォニー録音登場!ブルックナー交響曲第2番の初演盤による演奏!!