クレンペラー「新世界より」 まるで大きな構築物のように・・・ | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

クラシック音楽を中心にした好きな音楽と読書感想、日々の雑感などを思いつくまま気まぐれに書き綴ります

 

先日、フリッチャイの指揮する「新世界より」を聴いてからこの曲にまた興味がわいて色々聴いています。

 

フリッチャイ ドヴォルザーク交響曲第9番「新世界より」 若くして亡くなった名指揮者の悲痛な叫び
 

 

私のライブラリにあったのは、トスカニーニ、セル、カラヤン、ケルテス、アンチェル、エリシュカ・・・

Youtubeで、ワルター、ノイマン、小澤征爾・・・

 

そう言えば、以前これは凄い、と言う話を何かで読んでCDが手に入らず聴いていなかった演奏、

そうクレンペラーの演奏なんかYoutubeにないかな?

 

それで見つけたのが冒頭に掲載した動画です。

 

これもまたひと味違う演奏でした。

 

遅めのテンポでまるで大きな構築物のようにかっしりとした演奏。クレンペラーの演奏でよく言われる言葉がまさにそのままここに当てはまります。しみじみとした情感とか一時の感情などとはまったく無縁の音楽。情景描写などと言うことも指揮者は全く考えていないのでしょう。

 

しかしそこから紡ぎ出された音楽は聴く物の心を強く揺さぶります。

第2楽章の美しさ。指揮者の目には感傷など無くただ人間にとって大事な物をしっかりと見据えているようです。

 

がっしりとした第3楽章。全く慌てず騒がず1音1音をしっかりと響かせます。そして巨大な岩のようにそびえる終楽章。

 

圧倒的な演奏でした。聞き慣れた「新世界より」がいきなりとんでもない大交響曲になったようです(笑)

 

これはぜひドヴォルザーク本人に聴かせたいですね。

何と言うでしょう?

 

感激するかあきれるか。・・・(笑) いずれにしても面白そうです。

 

 

そう言えば、クレンペラーの「新世界より」が凄いと書かれていた本では同時に、同じ指揮者の「幻想交響曲」も絶賛されていた記憶があります。その時はそれもCDが入手困難だったはずです。

 

今度はクレンペラーの「幻想交響曲」、聴いてみようかな。

 

 

ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」

オットー・クレンペラー指揮/フィルハーモニア管弦楽団//1963録音//
この曲が持っている民族性やメランコリックな甘さをすべて排除した、
クレンペラーならではの雄大なスケール感と厳しい音楽観に満たされた異色の《新世界》です。
曲のイメージを変えかねないインパクトの強い演奏で、その香気に満ちた音楽は大家のみが到達した境地といえるでしょう。

 

 

 

 

 

第10回アガサ・クリスティー賞大賞受賞作

 

掃除じゃない、捜査だ!

 

選考委員全員驚愕! 前代未聞の掃除機ミステリ! !

 

地べたを旅立つ 掃除機探偵の推理と冒険

札幌方面西警察署刑事課勤務の勢太は小樽市で交通事故に遭い、目覚めると――ロボット掃除機となっていた……こんな姿になっても義父からDVを受けて勢太が保護していた姪を、護らなければいけない! 卓抜な着想で選考委員たちを驚嘆させた掃除機ミステリ

 

地べたを旅立つ 掃除機探偵の推理と冒険 -Reader Store

 

 

 

こちらは、作者のTwitterです。

(始めたばかりのようですのでぜひフォローしてやって下さい(笑))

そえだ信 Twitter

 

 

こっちは私のツイッターアドレス。もしよろしければ・・・

クリスタルウインド 添田 Twitter