オラトリオ「オリーブ山上のキリスト」 なかなか良い曲じゃ無いですか! | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

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一週間ほど前のことです。妻がiPodを手にしながら、話しかけてきました。

「ミサ・ソレ・・・なんとかって言う奴とオリーブ山のキリスト?、それから・・・ミサ、・・・ハ長調?、これCD持ってる?」

????・・・

「ミサ・ソレムニスは持っているよ。「オリーブ山上のキリスト」は題名しか知らないな。たぶん聴いたこと無かったと思う。ハ長調も今は音源持ってない。」
「Youtubeで聴いてたんだけど、めんどくさいのでCDから取り込んでおこうかなって思ったんだけど・・・」

普段クラシックにそれほどの興味があるとは思っていなかったので、随分マニアックな曲を、とちょっと驚きではあったのですが・・・


「ベートーヴェンの曲の中でイエス・キリストを題材にした曲はこの3曲だって聞いたから・・・。」
何かラジオでそんな番組があったようなのです。


と言うわけでまずクレンペラーのミサ・ソレムニスを彼女のUSBメモリーに。それからアマゾンのMP3ダウンロードで、ミシェル・コルボ指揮ローザンヌ声楽&器楽アンサンブルの「ミサ曲ハ長調」を購入。この音源もUSBメモリーで妻の元に。

「オリーブ山上のキリスト」はAmazonでちらっと見た時は、あまり多くの録音は無いようでしたしどれが良いかも分かりません。どうしようかな、と思いながらツタヤのオンラインレンタルCDを見ると、そこに一つのCDがあるのをを発見しました。


「ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス&オリーヴ山上のキリスト、ブルックナー:テ・デウム ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団他」

これは面白そう。
早速借りることにしました。

オーマンディ/フィラデルフィアが演奏するベートーヴェンのミサ曲とオラトリオ、ついでにブルックナーのテ・デウム。ちょっとどんな演奏なのか想像がつかないところが魅力的です(笑) そう言えばオーマンディはブルックナーもよく演奏していたとか何かで読んだ記憶もあります。



そのCDが昨日届きました。


CDをパソコンに取り込み、それを妻にも渡して、取りあえず「オリーヴ山上のキリスト」からゆっくり聴き始めました。

なかなか良い曲です。どうしてあまり演奏されないのかな?
ベートーヴェンの曲として、個性は強くないと思いますがさすがに結構充実した音楽。初演で評判が良く、その後も再演される度に好評だったとインターネットの記事にありましたが、なるほどと思います。これはもっと演奏されて良い曲でしょう。

録音が比較的古いので音質がとても良いとは言えませんが、さすがオーマンディ、立派な音楽に仕上げています。
これはラッキーだったな。

 

 

 

 

ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス&オリーヴ山上のキリスト、ブルックナー:テ・デウム

ユージン・オーマンディが数多く残した声楽曲の中からベートーヴェンとブルックナーの名演を集めた作品。3曲ともオーマンディにとって生涯唯一の録音という点でも貴重。大編成の合唱を朗々と歌わせたスケールの大きな演奏で、当時のアメリカを代表する独唱者が集められている点も聴きもの。フィラデルフィア管弦楽団の演奏による1967年/1963年録音。(Amazon 商品の説明 より)

 

 




それから、Amazon Music Unlimitedで、「Christus am Ölberge 」で検索してみると、けっこう色々な演奏があることが分かりました。

何よりも惹きつけられだのがこれです。

 

 

ベートーヴェン:オラトリオ『オリーブ山上のキリスト』 op.85

 エレナ・スポーレンベルク(天使セラフィム:ソプラノ)
 フリッツ・ヴンダーリヒ(イエス:テノール)
 ヘルマン・シャイ(ペテロ:バス)
 大欧州合唱団
 オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
 ヘンク・スプルイト(指揮)

 録音時期:1957年3月8日
 録音場所:オランダ、ヒルヴェスム
 録音方式:モノラル(セッション)

 


テノールソロがフリッツ・ヴンダーリッヒ!
しかも、ヴンダーリッヒがまだ20代の録音です。これは聴かなければ。


こんな魅力的な曲を今まで聴いていなかったのは・・・不覚でした(笑)