ブラームスの「運命の歌」(Schicksalslied)作品54は、ヘルダーリン(Johann Christian Friedrich Hölderlin, 1770年3月20日 - 1843年6月6日)の『ヒュペーリオンの運命の歌』(Hyperions Schicksalslied)と言う詩を元に混声合唱と管弦楽のための曲として作曲されました。演奏時間は16分前後で、一曲の合唱曲としては比較的長い曲です。1871年10月に初演されました。
Hyperions Schicksalslied
Friedrich Hörderlin
Ihr wandelt droben im Licht,
auf weichem Boden, selige Genien!
Glänzende Götterlüfte
rühren euch leicht,
wie die Finger der Künstlerin
heilige Saiten.
Schicksallos, wie der schlafende
säugling, atmen die Himmlischen;
Keusch bewahrtIn bescheidener Knospe
blühet ewig
Ihnen der Geist,
und die seligen Augen
blicken in stiller,
ewiger Klarheit.
Doch uns ist gegeben
auf keiner Stätte zu ruhn;
Es schwinden, es fallen
Die leidenden Menschen
blindlings von einer
Stunde zur andern,
wie Wasser von Klippe
zu Klippe geworfen,
Jahrlang ins Ungewisse hinab.
日本語訳は下記サイトを御参照下さい。
扱われているのはフォルトナーの「ヒュペーリオンの運命の歌」の歌詞ですが、ブラームスの「運命の歌」も同じ詩に付けられた曲です。
フォルトナー Hyperions Schicksalslied
この曲、名曲だと言われながらも、なかなか良い演奏に出会えなかったのですが、エリック・エリクソン室内合唱団の演奏はとても素晴らしくて改めて良い曲だなと思ったりしました。
そう言えば、ガーディナーの演奏も好演。やはり合唱を知り尽くした指導者の存在は大きいのかな、と再認識しました。
Brahms Schicksalslied, Opus 54 - YouTube
そう言えば、フェイスブックでこんな情報を見ました。
MISTECT: Organic Virus Protection System
新型コロナウイルス対策のための新開発のリスク低減システムです。
もちろんこれがすべてを解決する特効薬にはならないでしょう。ウィルスとの戦いは一朝一夕に終える事の出来るような物ではありません。医療関係ではワクチンや治療薬の開発が進められていますし、効果的な治療法の確立も望まれることです。何より私たち自身の生活習慣の改善や感染症に対する意識の持ち方を向上させしっかり続けていくことも重要です。
しかし、この「MISTECT」のようなリスク低減システムが開発され、少しでも速く普及してくれることもまた大きな一歩になると思います。
色々なことが少しでも普通の状態に早く戻れるように、一歩一歩を確実に進めていきたい物だと思います。
一日も早く、普通の生活が出来る日が来ることを、
一日も早く、演奏会などがまた普通に出来るようになる日がくることを期待したい物です。
一日も早く、心置きなく歌が歌えるようになれば、良いですね。