Kindleで経済評論家上念司さんの経済で読み解く日本史シリーズ5冊を読みました。
戦国時代から昭和に至るまでの歴史を貨幣の流通量や流れを中心とした経済で読み解いていくという試みはなかなか目新しく面白い読み物でした。室町時代、中国からの銅銭の流入が止まったことからデフレに陥り、それが戦国時代に突入する引き金になったとか、近代の金本位制とデフレの関係などなるほどと思わせられることも多く、また著者上念さんの語り口の面白さで一気に読まされた感じです。
ちょっと飛ばし読みに近いところもあったのでもう一度じっくり読んでみようかな。
ただYoutubeなどで見る上念司さん、あまりに話が面白すぎで、真面目な本を読んでも眉につばつけたくなります、なんて(笑)
まあ、ちょっとくらい騙されてみるのも悪くないかも(笑)