北条早雲を描くコミック、ゆうきまさみ「新九郎、奔る！」　ゆうきまさみってあのパトレイバーの!？

本屋で面白そうなコミックを見つけたのですが、その作者を見てちょっと驚きました。
「ゆうきまさみ」・・・
ゆうきまさみってあのパトレイバーの？

それを見てますます興味がわき、そこにあった3巻かかえてレジに向かっていました。

ゆうきまさみ「新九郎、奔る！」

「戦国大名の先駆け、伊勢新九郎の物語！
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康……
かの有名な武将たちが活躍する時代の少し前、戦乱の世のはじまりを生き抜き、切り開いた男がいた」（Amazon 商品の説明より）

私にとってゆうきまさみという漫画家は反射的に「パトレイバー」、と思ってしまう存在です。それが今回は歴史コミック。しかも北条早雲。もの凄くわくわくしてしまいます。

「パトレイバー」って？という方もいるかも知れませんね。
「機動警察パトレイバー」は今から30年ちょっと前1988年にまずOVA（オリジナル・ビデオ・アニメーション）とコミックでスタートした近未来SF作品でロボットを使用する警察を描いています。OVAがヒットしTV放映、さらには映画化もされました。（OVA、映画版の監督は押井守です。）秀逸なキャラクター設定、コミカルなところもあるセンスの良い会話などとても魅力的な作品でした。
私にとって、いわゆるSF的なアニメでは「銀河英雄伝説」と並んで外すことの出来ない作品なのです。

「新九郎、奔る！」は期待通りもの凄く面白い作品でした。主人公のキャラクターも魅力ありますし、細かい歴史上の出来事や人物設定など、よくこの時代のことを研究されているんだなと感心したりしてしまいます。3巻あっという間に読んでしまい、続きが待ち遠しいと思ってしまいました。・・・まだちょっと先になりそうだなぁ。なんて（笑）

戦国時代の歴史に興味のある人には絶対お勧め。

北条早雲やその時代背景のアバウトな予備知識として「1分で分かる日本の歴史」の次の2本の動画を見ておくと良いかも。

室町時代と安土桃山時代を見る前に！

1分で分かる日本の歴史　室町時代⑩　「北条早雲の活躍」

｢『新九郎、奔る！』（しんくろう、はしる）は、ゆうきまさみによる日本の歴史漫画。後に北条早雲と呼ばれることになる伊勢新九郎を主人公として、その生涯を描く。
本作では早雲の出自・生年について、近年の研究で通説となっている備中伊勢氏の出自で康正2年（1456年）生まれ説を採用している。父親については通説通り伊勢盛定としているが、母親については伊勢貞国の娘ではなく『北条五代記』に準じて横井掃部助の娘としている。｣（Wikipedia 新九郎、奔る！より）