Youtubeでの聴き比べシリース(笑)
(いつからシリーズになったんだっけ?)
最近、ニュースなどは気が滅入ることばかりですし、当てにならない情報や訳の分からない推測記事などに振り回されるのも、もういい加減にしなければと思います。
こんな時ですから、音楽にでも浸って身体の免疫力アップを目指しましょうか。
脳天気な歌を脳天気に歌い飛ばしてしまうテノールの声を聴きまくるなんて悪くないかも。
テノール、
脳天気に歌い飛ばす、
と言えば・・・
女心の歌"La donna e mobile"なんかどうでしょう?
ベルディの名作オペラ「リゴレット」で
好色なマントヴァ公爵が歌う、有名な曲ですね。
YouTubeで検索してもいやんなるくらい出てきます(笑)
そんな中から、いってみましょうか。
♪風の中の~、羽のように~、いつも変わる、女心♪
Placido Domingo sing La Donna e Mobile
最近色々とお騒がせのドミンゴ。ついには健康問題でも時の人になってしまって・・・
これは若い頃の録音ですね。かっこよさも色気もすごい(笑)
この時期にこの人のマントヴァ公爵、と言うのは、嫌みじゃないですよ、けっして(笑)
(健康問題の方は軽く吹き飛ばして欲しいものです。)
Luciano Pavarotti - La Donna e Mobile
今度はパヴァロッティ。
さすが声も歌も完璧。
こちらも若い頃の録音なんでしょうか?歌がスリムな感じ。
FERRUCIO TAGLIAVINI SINGS -LA DONNE E MOBILE - RIGOLETTO ARIA
これはかなり古い録音ですね。
タリアヴィーニの甘くてなめらかな声!
歌のスケールは小さめかなぁ。
でもとろけるような歌ですね。
Mario Del Monaco - "La donna mobile"
こちらはマリオ・デル・モナコ。画質はあまり良くないのですが・・・
タリアヴィーニとはまったく対照的な声、対照的な歌。
光り輝く、と言うか、鋼のような、と言うか。
タリアヴィーニがお公家様だとするとモナコは武士、っていう感じ。
どんな女も自分のものにしてしまおう、っていう意志と力の溢れた歌ですね。
Giuseppe di Stefano La donna e mobile. Rigoletto
いいです。ディ・ステーファノの女心の歌。
う~ん、声がどうの歌がどうのと言っても・・・
プレイボーイ的な雰囲気はこの人にかなうもの無し、って感じかな(笑)
数日前は「イタリア、がんばれ」、と言う感じでしたが、今はヨーロッパ全部に頑張れと言わなければ・・・
Roberto Alagna "La donna e mobile" (Rigoletto)
フランスの人気テノール、アラーニャの女心の歌。
素晴らしい声、それにスッキリした歌い方。
これは、もてる!(笑)
でも好色な公爵のいやらしさはちょっと・・・、かな。
だって・・かっこよすぎるものね(笑)
Fritz Wunderlich La Donna e Mobile
ドイツの貴公子ヴンダーリッヒの女心。
やっぱり声は魅力的。
でもねぇ、好色な公爵、にしては真面目すぎる、というか品が良すぎるかも。
声はともかく「好色」さ(の表現)ではイタリア人やスペイン人には勝てない?(笑)
さて、何はともあれ、皆さんお身体にはくれぐれも注意して下さい。
♪ラ~ドンナ ェ モッビレ~♪
うるさい?失礼しました(笑)
今日はこの辺で。
それでは、また。
女心の歌"La donna e mobile" 歌詞と日本語訳はこちら
La donna e mobile(女心の歌) | 洋楽の歌詞の意味が分かる部屋