若き日のルチア・ポップ 清楚で知的でありながら、迫力もある夜の女王 | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

クラシック音楽を中心にした好きな音楽と読書感想、日々の雑感などを思いつくまま気まぐれに書き綴ります



なんだか『魔笛』の夜の女王のアリアが聴きたくなってYoutubeを検索してみました。

出てきたのがこの演奏。

オットー・クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団、1964年録音の演奏です。

まだ若かった頃のルチア・ポップ。
デビュー当時の彼女はコロラトゥーラソプラノだったのです。

高音部の美しい響きと正確な音程、そして情念の表現も見事です。

ルチア・ポップはその後リリックソプラノに転身し1983年のサヴァリッシュが指揮した『魔笛』では、パミーナの役をやっています。そちらも素敵な演奏でした。

この動画、顔文字には笑わせられますが、音楽として一級品ですよね。

何度も聴いてみたくなる夜の女王です。