ここ数年、というかもっと前からかもしれないが、
まとまった時間がとれて音楽を聴こうか、と言う事になると
ほとんどブルックナーのシンフォニーを選んでしまう。
5番、7番、8番、9番・・・
どの曲もともかく長いからいつでも、と言うわけにもいかないのだが、
聴き出すと時間を忘れ、何故か気持ちが落ち着く。
ブルックナーの交響曲は指揮者を選ぶ、というか、
これほど合う合わないがはっきりしている音楽も無いような気がする。
チェリビダッケの極端なスローテンポ、
ギュンター・ヴァントの厳しすぎるくらいに透徹した響き、
朝比奈隆の無造作にも思える音作りから立ち上がるスケール感。
ヨッフムも悪くは無いけどテンポを動かすたびにスケールが小さくなっていくのはどういうことだろう?
それから、シューリヒト、クナッパーツブッシュ・・・
そうだ今日はクナッパーツブッシュの8番を聴こうか。