高校時代、毎週土曜日に同級生たちとお昼を食べに通っていたラーメン屋。
当時はおじさんとおばさん、パートのおばさんの3人で切り盛りしていた。
たまに黄色い帽子をかぶったおじさん、おばさんのお子さん二人がお店に来ていた。
というのも、1階が店舗、2階が住宅だったから。(住宅には店を通らずに他のドアからも入れる)

そのお店はいつのまにか黄色い帽子をかぶっていた息子さんが継いで
おじさん、おばさんと息子さんの3人で切り盛りしていた。
おじさんとおばさんは私や一緒に行っていた同級生の顔を覚えていてくれて
「先週、〇〇ちゃん来てたよ」とか教えてくれる。
たまにデザートの杏仁豆腐もオマケしてくれた。
息子君も私たちの顔を覚えてくれるといいなぁ。

そんな風に思いながらいつものようにラーメン屋に行ったらシャッターが下りてた。
そこには貼り紙があった。


「店主(息子さん)が脳出血のためしばらくお休みします。」
2021年の出来事。


さっそくそれをラーメン仲間に連絡。
お見舞金持って行こうか?いきなり家にピンポンって行くのもね。振込む?どうしよう?
いや、またお店をやり始めたときに快気祝い持っていく?

私が一番お店に近いところにいるので、月1くらいで確認しにいった。
2回くらい貼り紙が貼り替えられていて、そこには息子さんの病状の進捗と
お店の再開を願う常連客からの書き込み応援メッセージがあった。

「再開に向けてリハビリをがんばっています。」

待ちくたびれて同じようなラーメン屋にいつもの同級生と行ったけど
ハッキリ言って麺もスープも不味かった。(同級生も同意見)
通常、私は半分はオリジナル食べて、残り半分はコショウ追加したり
お店推奨の味変をしたりするんだけど、その店は1口目から激マズだったので
すぐにお酢を追加。←お店推奨の味変
一口ごとにお酢を入れないと食べきれないレベルの不味さだった。
※店が狭いというのもあるけど、行列ができる人気店らしい。あれが美味しいなんて・・・

やっぱりあの味が食べたい。息子さん、リハビリ頑張って!
絶対食べに行くから!

しかし、その願いは今週水曜日に打ち砕かれた。永遠に。




結局お見舞いも渡せなかった。
快気祝いにしようって提案したのは私。痛恨のBad Choice!
不確定な将来や自分の淡い期待など考えず、今を見ればよかった。ゴメン。