2~3年前くらいだったような気がしますが、
動物番組で「動物と会話できる女性」の特集をやっていました。
主にハイジという人の特集が多く、1度だけ日本人の番組もやっていました。

動物は人間が理解できる言語を話すことはないので、
動物と会話できる人が通訳に入っても本当かな?と疑ってしまいます。
事前にストーリーを聞いておいて感動的に番組を作るなんていくらでもできますから。

2年前、ネオは感染症で皮膚の下の肉が腐り、顔の皮が裂け、血を流し続けながら
私が差し出すエサを必死に食べていました。
差し出せば完食。まだ生きようとしているんだから私も諦めない。
ネオに表情がないのは顔が裂けて痛いから。そう思っていました。

一番ひどい状態になってから2週間。ふと動物と会話する番組を思い出しました。
ペットと会話できる日本人の人の番組で、その人は死んだペットとも会話できるという話。
病気のペットを介護していたのですが、最終的には死んでしまった。
そのペットが「もうがんばらなくていいよ」って言われたことが嬉しかったと
伝えている、というのです。

番組を見てた時は胡散臭いと思いましたが、ネオが辛そうなので
「よく頑張ったね。もういいよ、頑張らなくて。私は大丈夫だから。」と
言ってみました。すると今まで無表情だったネオが顔を上げ
「いいの?」という顔をし、久しぶりに声を出しました。
その8時間後、ネオの心臓は完全に止まりました。

きららは2月6日に16歳になり、その日も150センチあるケージの上にジャンプして
シーバを早く出せと大声で要求してとても元気でした。
それが2~3日後から急に静かになり高いところにも乗らなくなりました。
食欲は一応あるものの、今まで一気食いしてたシーバを残すようになり
目が開いていても意識がある時とない時があるようでした。
意識がある時はグーグーと喉を大きく鳴らしているのですが
意識がない時は撫でても無反応。撫でられていることもわかってないような感じでした。

そんな感じで数日が過ぎた頃、ふとした瞬間にある特有の匂いがしたのです。
この匂い・・・死ぬ直前の匂いだ。
半信半疑できららの体の匂いを嗅いでみました。胴や額付近からは臭いません。
耳の付近から匂うような気もするけど、プンプン匂うほどではないので
ハッキリしません。でもわかるんです。もうすぐお別れだって。

そういえば、無表情なところは死ぬ直前のネオと似てるかも。
だったら、あの言葉を待っているのかもしれない。

「16年間ありがとう。お疲れ様。またね。」

そう言って体を撫で、会社に行きました。
買い物に行こうかな、と思ったけどきららが心配なので急いで帰りました。
帰宅したらきららは床に倒れ、固くなっていました。
間に合わなかった。

ネオときららのケースで、ペットは出来る限り飼い主の希望に応えようとするんだな、と
実感しました。
だから無理に引き留めちゃいけないとも思いました。
どの辺までが「無理じゃなく」て、どこからが「無理」なのか、
その線引きは難しいと思いますが、闘病中のペットが無表情になり始めたら
「無理をしている」と思っていいように思います。

ネオより先に逝ったマックスの時、もっと早くこれに気づいて
声をかけてあげてたらもう少し楽に天国に行けたかもしれません。

現在、チェルシーは朝晩投薬(感染症予防のため抗生剤服用)と
夜だけ60ccの皮下点滴をしています。
私が忘れてるとチェルシーは「薬まだ飲んでませんけど」と教えに来ます。
薬飲まされるのはイヤなはずなのに。(点滴は忘れてても教えない)
チェルシーは元々おしゃべりな猫で話しかけると返事をします。
今のところ、よく返事をするし、私の目を見てくるので
まだ無理をしてないかな、と思ってます。



最近よく寝てるチェルシー