先日のNHKスペシャル 人生100年時代を生きる を見ました。
2回スペシャルで1回目は介護。2回目は最終医療について。

介護は本当に大変だと思うけど、その中でも要介護度の低い人があぶれ始めているとのことでした。
特別養護老人ホームに入れない(その要件を満たせない)人の受け皿として創設された
サービス付き高齢者向け住宅ですが、そこを追い出される人が出ているというのです。

その理由は「動ける認知症」

特別養護老人ホームは建物の内側からは特別な操作をしないと出れないなどの「仕切り」がありますが、
サービス付き高齢者向け住宅はそういう「仕切り」がないので、徘徊などの症状がある人は
勝手に外に出てしまい、探すのに時間と手間がかかるのだそうです。
だけど「動ける」ので要介護度は低く設定されているため介護保険が低額で
結果、介護士の人数が増やせない → もう無理 → 出ていってくださいとなるのだそう。
番組の中で車いすに乗った100歳で認知症の老人が「長生きしちゃって申し訳ないね。
なんも悪いことしてるわけじゃないけどね。すみませんね。」とカメラに向かって言い、
一人で車いすを動かしながら移動していきました。

長生きして申し訳ないなんて、金さん銀さんの時代にそんなこと言う人いなかったのにね。

中には利益を上げるために病院に「介護度3以上の人がそろそろ退院するとかないですかね~?」
と営業電話をしている業者もいました。
3の人はリハビリなどしなければ、すぐに介護度4に上がり、介護保険料がアップするというのです。

コイツ!!!! と思いますが、運営という視点で見ればわからなくもないです。
その人も言っていましたが「ボランティアじゃないんですよ。株式会社なんですから」って。

介護度アップを狙う業者もいれば、リハビリに力を入れて改善に取り組む施設もありました。
今後はこういう施設に奨励金を出すことも視野に入れるだろうと言っていました。




2回目の終末医療は今までの「胃ろう」や「人工心肺」の他に最近は「人工透析」も
含まれるようになったと言っていました。
人工透析は昔は高齢者には無理だったらしいのですが、最近技術が向上して高齢者にも
適用できるようになり、寿命が延びているというのです。
さらに寿命が延びたことで認知症になり、管を抜かないよう手を拘束されながら
人工透析をしている人も多いのだとか。
認知症なので1日4時間x週3日拘束されて人工透析をして生きていたいのか、
本人に意思を確認することも出来ず続けている人が多いとのこと。

ピンコロがいかに難しいか。。。

昔は一度人工呼吸器を装着したら二度と外せない、外したら殺人と言われてたけど
今は違うらしい。正確には、当時、人工呼吸器を外した医者は「殺人罪」を問われたけど
最終的には不起訴になり、今後もそう判断されるだろうとのことです。

番組では人工呼吸器を付けた60代の男性の家族が人工呼吸器を外すことを医者の説明の元、了承し、
外して1時間後に男性は死亡しました。
最後は自発呼吸が出来ない(気道が確保できない)ことによる窒息死。
その人の家族じゃなくても見てるのはつらかったです。
意識はなく、肉体的苦しみは感じないのかもしれないけど、
筋弛緩剤などで見ている側も苦しみを感じることなく旅立てる方法が
法的に整備されれば良いのにと思いました。