思議な解毒作用を持つ【フキ】

ブログにいらしていただきまして

ありがとうございます

まきてぃ.です。

今が旬！

【フキ】について

ふきは数少ない日本原産の山菜で、旬は3～5月です。 8世紀から栽培が始まったと言われています。ハウス栽培されているため、出回り時期は10～5月にかけてとなり、出荷のピークは4～5月です。

薬草の中村臣市郎先生より

このフキの不思議な解毒作用は今だ科学的に解明されていない。フキには鎮咳剤となるサポニン、殺菌作用のあるタンニン、そして独特の芳香がある精油があるが、それとは別に未知の薬理解毒物質が作用した可能性がある。

私が薬草が深いというのはこの点である

フキは解毒作用の他に気管支と拡張させ鎮咳、去痰の効能がある。フキを地上部から取り陰干しして乾燥させ一本が１日分として煎じて飲む。即効性はないがフキ茶を常飲するといつの間にか気管支炎やゼンソクが軽減しやがて治癒していく。副作用、毒性はみられない。

自然の招待

強靭な薬草の生命力第三章第118部

解毒の妙薬フキ

10年間の壮絶な山岳地帯の薬草探索で様々なトラブルに襲われたが、二匹のマムシに噛まれた時は死の恐怖を感じた、東北地方の峡谷であった、一匹は親指の間に✨もう一匹は足首に鋭い牙が皮膚の中に食いこんでいた、このマムシ毒性が強いアカマムシだったのだ。

３分食いついたまま離さなかった、二匹をとっさに素手でつかみ渓谷の下に投げ捨てた。

町まで25キロの地点である。おそらくそこまでいけば確実に毒が回り死ぬだろう。そこでアケビの太い蔓で手と足を縛り、渓流に群生しているフキの草を根茎から抜き取りかなり量を岩の上に置いて石で叩いてその汁を噛まれた部分につけて残りを飲んだ。何故。其をやったのが確実な動機は今でもわからない。

本能というか、直感というか、数時間後中毒現象が起きた。首、全身の筋肉が硬直痙攣し、毛細血管から血が滲みだしてきた。これで俺の人生も終わりかと感じた。何度も死にかけたがやはり死は恐ろしい。死の恐怖、不安、途方もない戦慄、苦痛、あらゆる負の感情が襲いかかってきた｡意識も不透明になった｡

だが翌日の昼、その現象は軽減しやがて消失してきた。意識も正常になった。助かった‼️

生えの感動、感激が全身に溢れかえった。中毒現象がはやがて悪夢のように消え去った。

文献でフキを調べると驚いた。中国ではフキの青汁が蛇毒の解毒剤、治療薬であったのだ。

そこで私はフキの汁液が蛇の解毒剤であることを痛感した。蛇だけではない、サソリ、クモ、ムカデ、蜂毒も有効である。

フキは去痰、ゼンソク、気管支炎、扁桃腺、浮腫などに効用があることを知った。それから私は庭にフキを植えた。

驚異の薬草浴室革命

解毒の王様フキ風呂

フキの茎は山菜として古代から日本の伝統食として現代でも継承されて食べられている。

飛騨高山のマタタビ採集で木から滑落して二匹のアカマムシに噛まれた｡

元気のいい青年のマムシである。マムシに噛まれた経験は数えきれないが二匹に同時に噛まれた経験はない。

さすがの私も恐怖で動転し何がなんだかわからなくなったが、川沿に群生するフキを根ごと堀取り岩の上で石で叩いて噛まれた傷口に塗りたて、その岩の窪みにたまった汁液を飲めるだけ飲んだ。その後首の筋肉のケイレン、視野の狭窄、毛細血管の紅潮と充血、呼吸困難が襲ってきたが、やがてそれも軽減し翌日は意識が戻った｡驚いて分権を調べると中国ではフキのつき汁が蛇毒の治療薬となっており医学的臨床でも90％以上の救命率を誇る解毒剤として使われていた。その解毒作用はサソリ、クモ、ムカデ、ハチ毒にも有効である。

服用すると急慢性気管支炎、ゼンソク、去痰、動脈硬化、脳卒中の後遺症にもよいとあった｡

そのフキを5本ほど茎ごと取って風呂に浮かべる。これがフキ風呂である。消炎、殺菌、解毒の作用があり皮膚病、虫刺され、裂傷にも有効である。鮮烈なフキの独特の芳香が浴室の空間に溢れる。