日本と中国の駐英大使が、イギリス紙「デーリー・テレグラフ」に寄稿し、互いを世界的ベストセラー小説の悪役になぞらえて非難し合う展開となっている。NHKニュースなどが報じた。
中国の駐英大使が1月1日、同紙で安倍首相の靖国神社参拝について批判した。
中国の劉暁明駐英大使は1日、安倍晋三首相が靖国神社を参拝したことを批判し、「軍国主義が日本につきまとうヴォルデモート卿だとすれば、靖国神社は日本の魂の最も暗い部分を隠した『分霊箱』だ」と批判した。小説では「分霊箱」は、不死の力を得るため、魂の断片を納めておくものとして描かれている。

(時事ドットコム「互いを「ハリ・ポタ」悪役呼ばわり=日中の駐英大使が批判合戦」より 2013/01/07 10:56)


駐英日本大使 中国をヴォルデモートに例える

 
8.01.2014, 16:58
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   ケンイチ・ハヤシ駐英日本大使は、中国が「力でもって現状を変更しようとしている」として非難し、最近発生した東シナ海における中国の駆逐艦事件は、戦争行為とも見なせる、との見方を示した。

   「テレグラフ」紙に掲載された大使の論文によれば、「諸隣国との間で係争問題を議論せず、法の支配を遵守しないままならば、中国は東アジアのヴォルデモート卿となりうる」との考えが出されている。
   これの背景には、リュウ・シャオミン駐英中国大使が、安倍晋三総理は「世界平和にとっての深刻な脅威」であり、第二次世界大戦時の軍国主義の「復活」であると述べていたことがある。
   Rossiyskaya Gazeta
中国からの批判を受けて、日本の林景一駐英大使が5日、「中国はアジアのヴォルデモート卿になる恐れがある」題して同紙に寄稿。中国の軍拡競争などを批判、反論したという。
林大使はまず、「戦争行為」と受け取れる中国の度重なる挑発にも、日本は「最大限の自制」で応えているとしたうえで、戦後の日本が一貫して、民主主義と人権尊重の道を歩んでいることを強調した。

「東アジアは岐路にあり、中国の前には2本の道がある」とし、一つは対話の道で、他方は「軍拡競争と緊張激化という悪を解き放つことで、ヴォルデモートの役回りを演じる」と指摘して中国の自制を促した。

(MSN産経ニュース『「中国こそヴォルデモートにならないで」日本の駐英大使、中国の「闇の帝王」批判に反論』より 2013/01/07 08:28)
また林大使は、中国に対し両国関係の前進を求めたようだ。
林大使は最後に、日本側から緊張を高めることはしないと述べた上で、中国が「既に存在しない軍国主義の亡霊」を持ち出し続けることをやめ、両国関係を前進させるよう求めた。

(MSN産経ニュース「中国こそヴォルデモートにならないで」日本の駐英大使、中国の「闇の帝王」批判に反論」より 2013/01/07 08:28)
※日本と中国の駐英大使が、イギリス紙「デーリー・テレグラフ」上で、小説の悪役になぞらえて非難し合っています。それぞれの主張について、どう思いますか? あなたの声をお聞かせください。