鎮痛剤の処方は難しいのです。
一時しのぎの痛みはとりあえずなくなりますが、
原因となるものを治療しないで鎮痛剤を飲む事はいけないというしかありません。
たとえば、簡単なオデキが化膿をしているときは痛みを伴いますが、
化膿してしまえばそれほど痛みがありません。
化膿している間の痛み止めに鎮痛剤を飲む事はいいのですが、後で膿を絞りだせば治ります。
手術の後の痛みを取るための鎮痛剤は治療中に患部やその周辺にその周辺に強い刺激が加わった物で、
数日は痛む事があってもやがて回復します。
一般に皆さんが鎮痛剤として使用しているのはOTC薬(一般用医薬品)で薬局で誰でもかえるものです。
良く使われるものにアセトアミノフェンがあります。
頭痛、腰痛、筋肉痛、歯痛など解熱作用もあり、風邪薬にも含まれていることがあります。
日本ではOTC薬の場合、普通1回300mgで、1日900㎎、処方箋が必要な医療用でも1500㎎です。
ところが米国など海外ではOTC薬でも日本の倍以上のアセトアミノフェンを服用しています。
米国でよく見かける鎮痛剤には1錠500mgのアセトアミノフェンが含まれ
添付書にも1回2錠1日8錠までと書かれています。
その通りに使うと1日4gになりますが、日本でも同じ製品名で市販されていますが
1錠中のアセトアミノフェンは300mgで、1日3回までとなっています。
ネットで米国の鎮痛剤は安くて良く効くと個人輸入されるケースもあるようですが、
十分な注意が必要です。
鎮痛剤として同じ成分が風邪薬などに配合されていることもあります。
2種類以上の薬を服用するときは十分に成分を確認し
飲酒との関係なども調べれば面白いですよ。
歯の痛み止めに焼酎を飲んで鎮痛剤を呑めばどの様になるか?
鎮痛剤の効き目が長く効きます・・・実験済み!
日本のOTC薬の場合、普通1回300mg、それに焼酎・・これらは肝臓で分解されます。
だからかなり肝臓に負担がかかり薬の分解が遅れるのです。
OTC薬の場合、普通1回300mgからで、もし米国の鎮痛剤であったら危ないです。
もちろん、胃にも悪い影響があります。
腰痛の激しいときには、胃に負担が掛からないように座薬を入れて、それに焼酎・・・!
それか、主治医を叩き起こしてデカドロンとキシロカインを圧痛点に混注します。

自分で打てる場所なら自分で打ちかねないが、背中では・・・ガハハハハハ
一応書いて貰う処方箋は
オレはボルタレン100mg~50mgの座薬だけもらう、それにパップ剤だけですが、
主治医も云われた分しか処方箋は書かない。
一般の処方箋としては
ボルタレン 3T or ナイキサン 3T
ムスカルム 3T or アロフト 3T
アランタ 3包(3分) or マーズレン15g(3分)
前に述べたように消炎鎮痛剤の効果や副作用に個人差大きいので
上記が不適当の場合はナパノール、アクチリン、クリノリルなどに替えてもらう様に云うのも良い。