山崎豊子の華麗なる一族・・ではないが、
政界の縁戚と閨閥作りを政局と合わせて検証するのも
下手なドラマより面白いし、戦後の政界、吉田茂と鳩山一郎、岸信介が動かして
61年過ぎた今、吉田茂の孫の麻生太郎が27日の自民党新三役人事で幹事長、岸信介の孫の安陪総理と
民主党の鳩山由紀夫との対決・・・
こんなに面白いドラマはそんなに無いよ!・・とも言っていられない国政の危機だ
一昔前・・・
衆議院予算委員会で右派社会党の西村栄一が質問に立って
・・・・
西村:質問しているのに何が無礼だ。日本の総理大臣として答弁できないのか。
吉田:バカヤロー!
この失言はさすがに問題とされ、総理大臣への譴責決議案という前代未聞の決議案が国会に上程され、
しかも鳩山一郎に近い広川農相の一派が欠席したため可決されてしまいます。
吉田はこの閣僚として不実な広川をとがめて罷免します。
閣僚の罷免というのは戦後3度しか起きていませんが、この時がその内のひとつです。
彼が総計約7年間の首相任期中に任命した大臣の数は79人。
彼らは後に「吉田学校の生徒」と言われます。
彼のような政治家が戦争が終わった時に日本に存在したというのは
非常に幸運なことであったといえるでしょう。
オレが好きな政治家の一人です。
そして岸信介の孫の安陪総理とよく知られている岸は決して理念のない政治家ではありませんでしたが、
東条内閣の閣僚だったが敗戦の雲行きを感じ?反東条として旗を揚げた、
「結果」を重視した現実主義者であったということがいえるでしょう。
しかしそのことが、彼を「権謀術数の政治家」といわしめる点でもあります。
安保条約改定とともに退陣を余儀なくされます。
空前の反対闘争をしずめるには、それしかありませんでした。
オレ達が学生運動で安保反対を叫んでいたときです。
その彼でさえ、警職法改正問題で「低姿勢」なイメージを落とし
「反動政治家」のレッテルを貼られてしまい、
それが空前規模の安保闘争に火をつけることになってしまいました。
だけど政治家は潰れても潰れない・・・
昔でいえば佐藤栄作元首相と岸信介元首相は兄弟だったり、
金丸信さん、竹下登さん、小沢一郎さんが姻戚関係で結ばれてたりするけど、
今でも親戚・姻戚関係の政界人脈は健在です。
幹事長に指名された麻生太郎は
自民党総裁選に2度出馬し敗れたが、小泉純一郎前政権で2005年から外相を務め、
党内の地盤を固めた。幹事長就任で、「ポスト安倍」への足掛かりを得たことになる。
吉田茂元首相を母方の祖父に持ち、夫人は鈴木善幸元首相の娘、
こんなボンボン達に国政を任せて日本は良くならない。
確かに「吉田学校の生徒」は日本をここまで引っ張ってきた、
だけど彼らの気骨が孫達に感じられないのはオレだけなのかな?
もう、生きているうちにどうにもならない事が分かったから
仕方が無いから歴史ドラマと思って政局を眺めよう。

オレの手に怒って鎌を立てるけれど全然相手にされないこのカマキリのように

オレが怒っても世の中が変わるわけでもないし・・・

総務会長に昔の小沢一郎の側近が・・
叩けば埃が誰でも出るが・・小沢さんのトーンが落ちなければ・・
さすが、「権謀術数の政治家」の孫、安倍さんだけあるね!
サーバーに焼酎を継ぎ足して政治を愚痴る事を肴に酔うまで呑もう・・ガハハハハハ