ひどい私の人生でも今を生きれる


さて、皆さんは人生全クリしているでしょうか。どう言うことかと思われるかもしれませんが、つまり自分の夢ややりたい事、叶えたい事などです。例えば、高級車に乗りたい。高級ブランドが欲しい。お金持ちになりたい。などだ。これは皆さんより不幸なあたしでもやりたい事、叶えたい事など全てクリアした自分自身の話になる。自分の自慢話なんて聞きたくないと思うかもしれないが、本を読んで取って付けたような話はとても虚しい。なので、あたし自身がどうやって人生全クリしてきたのか、どんな人生を歩んだのか、その時の思考など語れたら幸いです。


そもそもあたしはもちろん最初は男生まれ、現在女育だち。

そして片親、母親しかいない後は絶縁された元弟が一人。絶縁された理由があたしが刑務所に収監されてからだと言う。

あたしの家庭環境は片親そしてあたしが中学生の頃母親は生活保護を受けていた。定期的に民生委員の面談もあり、消費者金融の借金もありその取り立てに市営住宅にやってくる日々。貧乏で、お風呂にも入れない。電気ガス水道がフルで止められていた。不思議と類はともを呼ぶ、そういう類がたくさん寄り付いてくる状況。当時若かった母親に変な男が寄り付いてきたり、変態が家にまで来たりと散々だった。

ボロボロの自転車はイタズラでパンクさせられるし、親はパチンコ行ってお金擦ってくるしで、最悪。追い討ちをかけるように当時あたしはとんでもない不良少年だった。ヤンキーの方ではない。万引きを繰り返したり、人のお金を盗んだり、原付、車を盗んだりとヘドロのような人生。風呂も入れず汚いし、臭い、美容院にも行くお金がなく本当に絵に書いたような悲惨な人生だった。

もちろんそんな悲惨な人生を歩んできたので最後に、自動販売機を放火して全焼。少年鑑別所行き。当時の少年法は緩かったので2ヶ月で保護観察送致。今なら一発少年院だろう。出所後は無事中学校卒業式に出ることもできて中卒で工場勤務。

ちなみにその後高校へ行ったが、会社経営に忙しく登校はままならない。ある情報を手に入れて犯罪、逮捕、自主退学。

話を戻して、保護観察期間は3年近くかかった気がする。んで、仕事しだしてからは金銭的に余裕が出る。

この時にはもう生活保護は打ち切りになり母親、あたしともに働いている状態。それからは普通に友人関係も良好で、友達もたくさん出来たし、彼女までできた。仕事もしていたので多少お金もあって調子付いて当時中学生だった彼女を妊娠させてしまった。この時残念だったが、ああするしかなかったと言う事。察してください。

本当にあの時は申し訳ないと今でも思う。

それからはバイクも乗り、中古だが、乗りたかったクラウンとセルシオにも乗ったし所持もした。税金、あの頃の収入ではとてもキツイ。そして中学生だった彼女とは別れてしばらくバット状態のち新たに彼女が欲しいと願っていた。すると案外出来てしまう。

そんなこんなでしばらくやんちゃ?真面目にやっていて自分の会社を立ち上げ企業。いろんなクライアントとやりとりしていると、あることに気づく。まぁ、内容は省くが、新たな金儲けを思いついてしまう、これが受刑者になるきっかけである。

そもそも犯罪の始まりはあたしが小学生4年生の頃に同級生からスーパーで万引きを誘われたのが始まり。

そこから悪の味をしめてしまった。んで企業してからは順調にいっていたのだが、業務上であることに気づき泥棒をするようになったんだが、これまた大当たりが非常に多くて遊び金もかなり入ってきた。

自分のお金は自分の、犯罪収益は豪遊。ちなみに豪遊と言ってもあたしは風俗とかギャンブルは一切しない。犯罪と言うギャンブルには手を付けたが…

これもまた大儲けしてしまったんだが、お陰様で4署合同捜査捜査本部設置されたらしい。あたしが走る道全てに捜査車両やパトカー、上空にヘリがいる始末。内偵捜査している感出まくりで分かりやすい。

んで1回目の逮捕。執行猶予をもらい出所。執行猶予が切れる頃にもう一回やろうと思い、暴れまわる。

4年の月日を得て逮捕。嘘かましまくりで3回の再逮捕プラス接見禁止命令発布。最悪、寂しいのオンパレード。

ちなみに手紙も禁止。んで、公判、判決と進み見事実刑判決。求刑6年、実刑4年だ。刑務所ではほんと孤独で寂しくて惨めな思いしかしなかった。周りにいるのは嘘の塊な人しかいないし、イライラしていて一触即発な人ばかりで精神的苦痛になる。幸いなことにあたしの刑務所は民間刑務所だったので独居でまだ気が楽だった。

ちなみに先輩受刑者みんなが言っていたのだが、民間刑務所は頭のいい人しか行けない。と豪語している。あたし、行けたんだが…

そこで多くのことを学び、書物をたくさん読んだ、特にあたしはお金が好きなのでお金に関することをメインに読み耽る。いろんな本を読んでいると、自分の人生の過去についての内容が書かれていた。過去と今を見比べてみろ、的なもの。数学も勉強したし、哲学についても学んだ。生死に関する哲学やマインドコントロール、メンタル系など、これらは普通の人の話ではない本だ。かなりマニアック性があったり、奇抜性があったりする。あたしはどっちかと言うとエキゾチック。なのでその方向です。そして色々学んで出所して社会復帰へ。

刑務所で気付いたこと、自分は女の心がある。女性として生きよう、今度は犯罪以外で生活を豊かになろうと決意。

今ではなんとか普通に生活できている。欲しいものは手に入れ、フラれたが彼氏もできたり、これもフラれたがレズの彼女もできたり、改名なども行なって女性として生活できている。

そして今がある。

こうして過去を見返してみるとその時欲しかったものや叶えたかったこと全て手に入れている。今でもそう、そして、この時必ずやっていたことはそれに神経を集中させる。それについて考え学ぶこと、んで諦めない粘り強い心が必要だと言うこと、あたしはこれらを自然に行なっていた。もし、簡単に諦めていたらこれら全て叶わなかっただろう。そして気づいたことがある。新しく手に入れるには何かを失う必要があると言うこと。

失ったものは2度と同じものは手に入らない、また新たに手に入れた時の喜びは以前より増しているし、自分も進化している。出会いあれば別れあり、別れあれば出会いありと言うのは成り立っているのは間違いない。

どれだけやってもダメだからもうやめるんじゃなく、ベクトルを変えてみたり、応用してみたりすると、新たな発見につながる。絶対だ。

99回の不幸せがあり1つの幸せがあるととんでもなく幸せなはず、これが逆ならどうかな。おそらくすぐ飽きてしまう。ゲームでチート使って無敵になっても最初は楽しいが、すぐ飽きてしまう。次回に繋がらないし、発展しない。欲しいものや叶えたいことは追いかけないと絶対手に入らない。生きている限り数学的要素は必ず付きまとう、だから学校で役に立たない数学を学ぶ必要がある。思考力を育てると言ったところだろう。

こんな人間らしくない壮絶な生き方をしてきたあたしでも人生をクリアすることができているから皆さんも絶対にできます!

ちなみにクリアしていく上で必ず必要なのがフィールドです。自分にあった場所でないと何も成果はありませんフィールド選びも重要です。

犯罪の人生も、真っ当な人生もどちらも経験しているからこそ気付くことがある。自分でも思うが、特別な人生を経験してるんだな。と。

これを最後まで読んでいる人は恐らく何らかの興味があったり、共通している部分があるのかもしれないが、必ず更生できるし、必ず変わることができる。絶対にできる。ただ制約がある。さっきも書いたが、追い続けることと、それを全力で学ぶこと、そして躊躇せずやっちゃうこと、他の誘惑を取っ払うこと。ギャンブル、風俗、酒に溺れていては忙しい。完全に1人になるからこそスピリチュアル的なエフェクトがかかる。

ちなみに人生に疲れを感じている人もいる、何をやってもダメ、幸せになれないなど、様々あって死にたいと思うことだってあるかもしれない。死んで楽になるのか。むしろ何も無さすぎてつまらないと思う。だったら人生うんざりしながらさまよっていた方が何となくいい気がする。どうせ死ぬんならラストスパートで叶えたいことに向かって突っ込んでみるのもいいかもしれない。

死にたいと思っている人は真っ当な人生を歩んできただろうし、少なからずあたしよりいい環境で生活していると思うので、恥を捨てて追いかけてみよう。