なんでも分かりがよくて、
いつでも優しい言葉をかけてくれて、
なんときでも受け止めてくれる…
映画やドラマにでて来た理想な恋はだれもがあこがれてやまない!
だから美男美人のドラマは売れる。あこがれをあつめている。
怖い夢に魘されて夜中に目が覚めて眠れなくなった。
なぜか叔父のことを思い出す。
アメリカシリコンバレーに工場を持っている叔父は、成功するまでに波乱万丈の人生であった。
叔母が美人でお料理が上手で、というよりもお料理に限らず、家事全般、手芸の編みものなどに至るまで、プロ級といっていいほど。
アメリカに住んでいた時。やはり叔母の美味しい手料理で体重が悩みだったと思い出す。
そんな叔母のことを、母から、叔父が幸せものよ、こんなにいい嫁をもらってと、子供のに聞かされたことがある。
しかし、一緒に住んでいた時、叔母からこんな話を聞いた…叔父は本当にもっと好きな人がいたと。でもその人は他の人と結婚したのよ。
そのことを母に言うと、そうなんだよ!
叔父が美男子で、チャイニーズながら長身でしかもハーフに負けないハンサムな顔で、一流大学のトップで卒業し、外交官にまでなったもの。若い時の叔父がもっててしようがなかったわよ、と。
そんな叔父が真剣になって婚約までしたお相手がテレビアナウンサーをしていたすごい美人だったと。
でも、なんでその人と結婚しなかったの?と聞いた。
母曰く、やはりそのぐらい美人になると、叔父に負けないぐらい持てたのよ。
婚約したにも関わらず、浮気したそうだ。
結局それが許せなくて、婚約破棄したたが、一度仲直りしようと叔父がもどったものの、やはりうまく行かなかったようだ。
叔父が厳しかったから、彼女がついていけなくて、優しい人と結婚することになったよ。まあ、それは彼女にとってよかったのよ。でなければ、いまごろどんぐらい叔父と一緒に苦労してるわよと、母がいう。
全くお金も仕事もなくて、叔父が外国で苦労していた時のこと。
アナウンサーの彼女と別れた後、叔父に一目惚れした叔母が叔父に猛アタックし、大学まで中退して、叔父とアメリカに渡る人生を決めた。
アメリカに渡ってから、それこそ山あり谷あり、一文なしにどん底の時期も長く続いたこと。
その後サンフランシスコの大学で教えるバイトにつけながら、パソコンを独学し、さらに転身して、ソフトウェアの会社に入社し、最終的にその会社をまるごと買い取った訳だ。
端からみてサクセス物語のように見えるかもしれないが、記憶中の叔父がすごい優しい人であったが、いつも黙って怒る人でもあった。
叔父は、叔母と結婚してよかったと言ったことを記憶している。
今日になって、なぜか突然にこのことを思い出す。
叔父のこだわりが解る。そして別れた彼女の内心も手に取るように解る。そして、叔父と結婚した叔母の気持ちも解るようだ。
ロマンチックな恋は素敵と思うが、形ばかりなものには引かれないのは、子供の時にチョコレートやギフトの代わりに、大人の話ばかり聞かされたからかも。
こだわる自分の気持ちに理解をもたない恋人はやはりいつか他人の恋人になるであろう。
そろそろ寝直さないと終日のセミナーに挑む体力が出ない。
お休み、そしておはよう。