まもなく冥王星逆行が始まります。5月7日から10月16日までの約五ヶ月間。
占星術において冥王星は、根本的な変化や深い意識の領域を扱う天体です。その冥王星が逆行する時、外側を大きく動かす力は静まり、その分、内側の動きが強まります
冥王星は破壊と再生の星と呼ばれますが、不用なパターンを壊して、新しい可能性の土台を再構築するのをサポートします。
その逆行期間は、深く内省し、何を手放し、何を残すのかを見極める時間です。
前に進むエネルギーが緩むことで、内なる深い問題や感情の中が浮上します。頑張っているのに変化が起きない。分かっているのに抜け出せない状態はとても苦しいものですが、深く軸を確認していく大切な時間でもあります。
冥王星が扱うのは、表面意識が感じている以上にさらに奥の深層意識集合意識部分です。
日常にふと違和感が生まれる
過去の記憶や感情が浮かび上がる
変わりたいが変われない自分
同じテーマにもう一度向き合う流れになる
人との関わり方が変わっていく
こうしたことが続くと、不安になることもあるでしょう。しかしこれは止まっているのではなく、内側で調整が進んでいるサインです。
この時期に大切なのは、無理に前に進もうとしないこと、そして起きている変化を押さえ込まないことです。
さまざまな角度から調整が起こるこの期間は、まず自分の状態をそのまま見ていくことが大切です。
どうして今つまずいているのか
何に引っかかっているのか
本当は何を感じているのか
外側の出来事だけでなく、自分の内側にあるものに少しずつ目を向けていきます。
そしてもう一つ大切なのは、自分を否定しないことです。
変わりたいと思いながらも、変わることへの怖さがあったり、今の状態に留まろうとする気持ちがあるのは自然なことです。
その気持ちに気づくこと自体が、すでに変化の一歩になります。
今は一気に変わる必要はありません。
小さくてもよいので、これまでと少し違う選択をしてみること。
感情に飲まれて止まるのではなく、感じながら一歩だけ動いてみる
いつもの反応をそのまま繰り返すのではなく、一度立ち止まる
避けていたことに、少しだけ触れてみる
その積み重ねが、ゆっくりと土台を変えていきます。
冥王星逆行は、外から見ると静かな時間です。しかし実際には、とても深いところで変化が起きています。
この時間を丁寧に過ごした人ほど、逆行が終わったあとに新しい世界が動き出します。
いま感じている停滞や苦しさは、間違いではありません。それは次の段階へ進むための準備です。
焦らずに、今の自分をそのまま見つめていくこと。
そして少しずつでも、自分で選び直していくこと。
それが、現実を変えていく最も確かな道です。
この五ヶ月は、人生の土台を静かに組み替えていくために用意された、大切な時間です。





