参拝で厄落とし & その⑳ | 風水開運生活実践ブログ

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日盤吉方位で錦天満宮を参拝。

 

なんとなく、神社参拝が

ひさしぶり。

そのせいか、最近ちょっと厄が

ついたかなという気がして

しかたなかったんですが、

参拝したらすっきりしました。

ご神域パワーを再確認!

 

手水舎の生け花が初夏らしくて

涼しげ。生け花は季節が感じられて

大好き。

 

いつものようにお水もいただいた。

 

そういえば、参拝が久々で

このところ湧き水を飲んでいなかったな。

一日一杯の湧き水を、朝、起き抜けに

飲む習慣。あれも厄落としになって

いたのかな。

 

なにしろ厄がついて

良いことは何ひとつ無い。

 

錦天満宮の大神様

ありがとうございましたキラキラ神社お願いキラキラ

 

 

ここからはチラ見せです。

今日は、発足した近衛連隊が

米士官学校で軍事教練を受ける場面。

体力のないヒロインのヘタレっぷりが

全開。

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マンハッタンから北へ80キロほどのところにある()陸軍(エスト)士官(ポイ)学校(ント)は、第三代アメリカ大統領、トーマス・ジェファーソンによって設立された、合衆国でもっとも古い士官候補生養成学校である。1万6千エーカーの広さの敷地内には、校舎のほか研究棟、運動施設、礼拝堂、寄宿舎や食堂、射撃場、研究用原子炉などがそろっている。敷地内の深い森の中では夜間にサバイバル訓練も行われることがあり、そんな夜にはライフル銃の射撃音が響き渡る————と周辺住民は言う。

 

広大な緑に囲まれた校内に入ると、まずネオゴシック建築の礼拝堂が見えた。寄宿舎はさらに奥の四角い建物で、到着した千晶は事務室で名前を告げた。3階の部屋が割り当てられ、館内案内図や、2か月間の生活および日課一覧表とともに部屋の鍵を渡された。

3階へ上がり、315号室のドアをまわすと、8畳ほどの部屋でルームメイトになる女性が、既に荷をほどいていた。

「はじめまして。私、この部屋に入ることになった、北川千晶といいます。16歳です。よろしくお願いします」

スーツケースを床に置き、若い白人女性にそう挨拶すると、千晶に気づいた彼女はニコッと笑顔をつくった。そしてクローゼットを閉じてから、彼女は千晶に歩みよった。

「はじめまして、千晶。私はデルフィーヌ・リケ。フランスのカーン出身で、20歳よ。こちらこそよろしくね!女性はたった3人きりだし、仲良くしましょ。あ、3人目の女性メンバー、ラダさんは隣の316号室よ。部屋が片付いたら、あとで顔を出すって言ってたわ」

つややかな栗色の髪を短くカットした彼女は、キュートで快活な印象だ。仲良くやっていけそうだなと、千晶は安堵して荷ほどきにかかった。

 

 

 

翌日からは、講義と訓練一色の日々だった。

6時半、起床。まずは点呼と朝礼。そのあと体操だ。7時15分から朝食。8時から午前中いっぱいが、軍事学の講義。昼食ののち、午後は基礎体力向上のためのメニューをこなす。グラウンド20周マラソン、筋トレなどののち、軍事的実用訓練という内容である。

講義はともかく、もともと食が細くて体力が平均以下の千晶には、この基礎体力づくりが何よりもきつかった。同じ女性であるデルフィーヌやラダが、汗をかき、息を荒げながらも何とか男性メンバーについて行くのに対し、彼女はマラソンすら10周ほど走ったところでへばってしまった。

「こらあ!そこ!何をやっとる、走らんかあ!!」

基礎体力づくりのコーチを務める、髭もじゃの鬼軍曹ことティム・テイラーが、グラウンドの端っこでへたりこんだ彼女に、さっそく激をとばした。

「千晶!いちばん若いくせに、だらしのない。なんならおまえだけ、10周追加してやってもいいんだぞ?」

「えっ…は、走ります!走ります!」

追加だなんて、冗談じゃない。千晶はよろよろと立ち上がり、グラウンドをはるか前方へ行ってしまった仲間を追いかけた。しかし、続く筋力トレーニングでも、やはり彼女は最下位の劣等生だった。

「なんだ、千晶。腕立て伏せもできんのか!そんなことで銃を扱えるか!」

「ばっかもーん!腹筋100回と言ったはずだぞ?たったの20回でへばってどうする!あと80回!!」

「懸垂ひとつできんのか!ほれ、もう1回!」

「こらあ千晶!!尻が落ちてるぞ!プランクの姿勢は、頭から足先までまっすぐだ!」

 

この日だけでも千晶がティムに怒鳴られた回数は数えきれなかった。ようやくすべての日課が終わった初日の夜、寄宿舎へ帰るや、千晶はシャワーだけ浴びると、言葉も発することができずにベッドに倒れこみ、爆睡した。その後デルフィーヌが、夕食だと何回よびかけても無駄だった。

 

 

千晶は泣きたくなった。どうがんばろうと思っても、体力がついていかない。

このままでは、班の足をひっぱることになるのではないか。いや、既にひっぱっている感がある。

4日目の朝、食堂で肩をがっくり落とした彼女は、半泣きでデルフィーヌとラダに告げた。

「私の体力じゃ無理よぉ…国連の力になれればと思って参加したけど、このままじゃ力になるどころか、足手まといよ。もう帰ろうかしら」

「ええっ?まだ4日めよ!?いくらなんでも、諦めがよすぎやしない、千晶!」

ラダは驚いて叫んだ。インド北部の出身で、黒っぽい肌にふっくらとした身体つきの女性だ。実家が裕福なハイカーストで、留学のため渡米したという彼女は、こちらへ来てからカースト制そのものに疑問を感じるようになり、それが国連参加へのきっかけになったという進歩的な女性だ。

「そ…そうは言っても、ラダ。私、昨日は、発熱で終日欠席だったのよ?始まって3日目にもう欠席だなんて、とてもついていけそうにないもん!」