運の補給源・睡眠 & その⑰ | 風水開運生活実践ブログ

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日々是開運をモットーに、運の積み上げに励んでいます。
大きな夢には大きな運が必要!

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寝ているときに

人は厄を落とし、

運を補給する。

 

運にも健康にも大切な

睡眠時間ですが、

加齢とともに

寝つきが悪くなる。

20代のころから不眠の気が

あった私は、眠れなくなる一方。

で、入眠剤やら睡眠薬やらを

常飲しているんですが、

どうにも眠りが浅い。

 

そんな私が、GWに見つけた

もうひとつの入眠方法、音楽。

 

youtube動画を漁っていたら、

睡眠用BGMというものが

あることを知り…

 

試してみたら、意外とこれが

効くんです。

もう1週間くらい試していますが、

毎晩いつのまにか眠っている。

それだけでなく、けっこう深く

眠っていて、目覚めたときに

 

あ~寝た!OK

 

という感覚がある。

 

BGMはいくつかアップされていて

どれも穏やかですが、

それでも合う、合わないがあると

思います。

聴いていて、どうも耳障りに感じる

ものもあるので、何曲か聴いて

いちばんここちよく感じるものを

選ぶ。私の場合は、雨音や水音が

まじった曲はダメでした。

個人的に合ったのは、コレ↓↓↓↓

 

 

 

眠りは運気を養う大事なアクション

なのに、「眠る」ことがちょっと

ストレスだった。

けど、緩和されましたOK

ちゃんと眠れるから、朝も意外と

スッキリ目覚める!

 

 

 

ここからは、チラ見せコーナー。

今日は先日の続き。

ヒロインとそのパートナーになる

お相手のやりとり場面です。


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その誠と、千晶が日常的にやりとりをするようになるまで、そう日数はかからなかった。

やはり同じ日本人どうしという事実が、異国にあっては大きな共通点だ。21世紀の現在に比べるとまだまだ海外というものが遠い時代であったし、特にまだ英語が不慣れな誠にとっては、日本語で気兼ねなく会話できるということだけでも、千晶との距離を縮めるのに十分な理由だっただろう。2人はじきに電話での会話の他に、週1回学校帰りに公共図書館で待ち合わせて一緒に勉強をするようになった。

 

「会話の中で、まだ困るのは“相槌”かなあ。質問や意見や主張は、単語を繋ぎ合わせてでも何とか表現できるけど、単に相槌をうつって意外と盲点だよね。————たとえばなんだけど、“やっぱりね”とか、“だよね”ってどう言えばいいかな?」

12月の半ばの日暮れは早い。18時に図書館を出ると、すっかり寒くなったマンハッタンの街を歩きながら誠が千晶に尋ねた。吐く息もすっかり白いが、通り沿いの並木や、あちこちの建物にクリスマス向けに飾りつけられたイルミネーションが、マンハッタンらしい華やかさを演出している。

「“だよね”は、”True”でいいと思うわ。“やっぱり”は、ちょっと難しいの。というのは、日本語での意味が広すぎて、英語にそのまま当てはまる表現がないのよ。だからその状況しだいで、いくつか表現が分かれるわ。たとえば私がアイスクリームショップでバイトしているとして、誠が必ずバニラを注文する常連さんだとするでしょ。ある日誠が店に来て、また“バニラを下さい”と言い、私が“やっぱりバニラね”って返す。そのときの“やっぱり”は“I knew it”よ。でも注文をくつがえす時————“やっぱりバニラじゃなくて、チョコレートにしてください”って言うときの“やっぱり”は“actually”なの。”I’d like vanilla…actually chocolate, please”みたいな感じかしら」

「なら、“やっぱり今日はアイスクリーム、やめときます”の場合は?それもactuallyでいい?」

「ううん。その場合は、”Never mind”がふさわしいと思うわ」

「うーん…なるほどなあ。今までまるで意識せずに使ってたけど、“やっぱり”ってほんとに意味が広いんだね。これはもう、覚えるしかないな……教えてくれてありがとう!あ、千晶ちゃんのアパートに到着だ。いつ見てもすごいアパートだなあ。じゃ、またね」

アッパータウンの街角にそびえるヨーロッパ風の建物の前で、誠はいつもの若葉の笑顔をみせて千晶に手をふった。

「送ってくれてありがとう。またね」

“またね”という言葉が、千晶の心に何となくくすぐったく、甘く響いた。エスターにだって別れ際にいつも言う言葉なのに、どうしてこんなふうに感じるのだろう。クリスマスが近いせいで、気持ちが浮き立っているのだろうか。彼女は答えを探すかのように、リースの飾りが付けられたエントランスドアの前で足を止めると、もう一度誠を振り返った。するとそれに気づいた誠が、裸の街路樹が寒そうにならぶ歩道から、再び手を振ってくれた。