勝ち癖をつけたい & その⑨ | 風水開運生活実践ブログ

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先日コパ先生の愛馬が

同日に2頭も優勝されたことを受けて、

コパショップが優勝セールを開催中。

おめでたい運気に私もあやかろうと、

私の本命星三碧の今年のラッキーカラー、

ラベンダー色のお財布を購入しました。

 

運気は飛び火するもの。

どうせ同じものを購入するなら、

おめでたい「お祝い」の”気”と一緒に

購入するのがいい。

しかも愛馬が「2頭も勝った」という

強い勝ちの”気”ですから、「勝ち癖」を

つけるのにもってこいかなと

思いましてOK

 

かの孫正義氏のお言葉ですが、

 

勝ち癖をつけるというのは大事だ。

2番、3番は負け。

人間は、いったん1番という

達成感を味わってしまうと、

2番3番では満足できなくなる。

「勝ち癖」とはそういうものだ。

 

私は過去、負け続け。

何かで1番になったことなんて、

それこそ一度もありません。

孫氏の言葉を借りるなら、

「負け癖」がついてしまっているんです。

だから、そのループから脱したい。

今回買ったお財布はラベンダー色ですが、

ラベンダーという色は、厄落としと

同時に、「1番になる」という色でも

ある。

 

2頭の優勝という”気”をもち、

1番になる色、ラベンダーを選んだのは

そういう理由です。

 

勝ち癖をつけたい!

 

 

さて、今日のチラ見せコーナー。

ダルムシュタット首相の秘書官、

ギュンター登場の場面です。

まとめ読み、立ち読みは

こちらから↓↓↓↓

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年明けの1977年、3月13日。シュテファンの30回目の誕生日のこの日、西ドイツの首都ボンでは、首相官邸である白亜のシャウムブルク宮殿がいつもより慌ただしい朝を迎えていた。

 

銀髪の首相が午前8時半すぎに側近のアードルフ・レグニッツを伴って姿を現し、いつもならばそのまま共に執務室へ向かうところだが、この朝は違った。大理石のエントランスホールで側近に手短に指示を与えて会議室へ向かわせた首相は、そのまま1人で秘書室へ向かった。ノックもそこそこに彼が小さな秘書室へ入ると、本棚やキャビネットに囲まれた室内で、秘書官の青年がさっとデスクチェアーから立ち上がって丁寧に一礼した。

「これは首相閣下。おはようございます。御用でございましたら、お呼びいただければ伺いましたのに」

シャンパンゴールドの髪にトルコ・ブルーの瞳の秘書官は、目鼻立ちが整ったなかなかの美男だ。明るいグレーのスーツに、水色のネクタイが品よく映える。シュテファンは机の横に置かれた茶革のソファーに腰をおろすと、用件を告げた。

「ギュンター・マインホフ。じつは内々に相談があってな」

「は…ご相談」

ギュンターと呼ばれた青年秘書官は、小さな観葉植物の鉢が乗っているサイドテーブルにコーヒーを置いて、銀髪の首相を見やった。白いカップを取り上げた彼は、ひと口、ふた口それを飲んでから言った。

「実はな。このたび結婚することになった。今日という誕生日のついでに、このめでたい話を公にしようと思い、ここへ来た」

首相がその赤い瞳で青年秘書を見つめると、唐突な内容にもかかわらず、ギュンターは表情をまったく崩さず答えた。

「それは、大変おめでとうございます。挙式は、いつ頃をお考えでございますか?」

「来年6月が目処だ。それまで公式日程は、余裕をもたせて調整してもらいたい。それから……」

シュテファンは上半身をぐっと前へのめらせると、ギュンターを手招きした。青年秘書が腰を折って耳を寄せると、銀髪の首相は声を落として続きを話し始めた。

「妻になる女性だが、マレーネという。マレーネ・ドロテア・フォン・ヴュルテンベルクだ」

「ほう、ヴュルテンベルク家の……良き御縁、お慶び申し上げます」

ドイツ人ならば誰もが知る名家の名に、若い秘書が納得したようにうなずいた。