今日は今年2回目の
大開運吉方旅行日。
コパ先生は、企画で
ファンの方々と鬼門方位へ
財運旅行だそう。
私は鬼門方位、無難ではあるけど
吉方ではないからな~。
で、唯一の吉方位である南西は、
日破。今日は土用中ということも
ありましたが、同時にこういう事情も
あったので、11日に早々に旅行して
おいたわけです。
で、旅行に行けない人は
吉方位で買い物を!ということで
洋食器を買った。
でも鬼門方位のお店だったな。
まあ日盤、月盤、年盤とも無難だから
いいか。立夏におろす予定です
しかし、ああ…たいして料理できない
くせに、また食器を買っちゃったよ~
ま、良い器に盛って食べることは
開運アクションなので良し!
たとえコンビニのおにぎりでも
良い器にいったん乗せ替えてから
頂くと、プラスアルファの運を
もらえますからね
器は大事なのだ(←半分はこれを
言い訳にして買っているw)
さて、今日のチラ見せです。
日本人であるヒロインが、
’70年代NYで
人種差別を受けたあとの場面。
立ち読みは、こちらでどうぞ↓
(kindleアプリ推奨)
「どうしました、その姿は」
青年はハンカチを取り出すと、髪を拭いてやった。しかしエスターの方はピンときたようで、目を吊り上げた。
「また、やられたのね?」
「どういう意味です?エスター」
真顔のままアーネストが尋ねると、赤いソバージュヘアの彼女は、顔も真っ赤にして憤慨した。
「人種差別よ!くだらない白人至上主義の輩が、この世にはまだまだいるってこと!」
エスターは千晶を椅子に座らせると、更に言葉を続けた。
「学校にも、たまにいるのよ。すれ違いざまに唾を吐いたり、足を引っかけたり、侮蔑の言葉を投げつけたり、バケツで水をぶっかけたりするヤツがね。特にこの娘は飛び級で、2つも年下でしょ。おまけに住まいが、ザ・パーク・ハウス。ローランド様のご実家である、ランカスター家所有のアパートメントなんだけど、あそこはダコタ・ハウスに並ぶような高級アパートでしょう。白人優位の意識が強い連中には、色々とかなり面白くないわけ」
「なるほど。————大丈夫ですか、千晶。今ローランドに連絡して、迎えを…」
アーネストが椅子から立ち上がろうとすると、しかし千晶は、彼を引き留めた。
「お兄さまに、心配をかけるだけですから」
「………」
アーネストが言葉に窮すると、14歳の少女は兄によく似た、透明感のある表情を浮かべた。
「大丈夫です。偏見も差別も、欧米だけのことじゃないんです。日本にだって、それはある。たとえば在日の方々や、二世、三世の方々への差別や偏見………私はそれを、あからさまな態度や言葉にしたことこそなかったけど、じつは私の中にもそういう方々への優位性の意識————日本に住まわせてやっているんだ、みたいなね。そういう感覚が、いつのまにか、どこかに蔓延っていた。自分が侮辱を受けたとき、初めてそのことに気づいて、愕然としたことがあったんです。侮辱されたことより、自分の中にそんな考えがあったことの方が、ずっとショックでした。だから自分がこうしてアメリカに移住して、他国のお世話になる立場になって————有色人種であることを理由に貶められたからといって、それを非難する資格は、私にはありません」