来月から年明けまでの編集・執筆の仕事が入り、干されてなかったという安心感と少しでも収入が得られるということでほっとしています。
でも、これからお遊戯会衣装づくりとクリスマスに向けたアイシングクッキー作成(これはやらなくてもいいことなんですが)などもあるので忙しくなりそう…。
ところで、ちょっと前の話になりますが、こちらの本、古本屋で入手して読んでみました。
バイリンガルの科学―どうすればなれるのか? (ブルーバックス)/講談社
¥999
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10歳過ぎで駐在等で海外にうつる、あるいは日本に戻ってきてメイン(学習)言語が変わる場合には要注意、というような内容です。

大人としてやっていける高度なボキャブラリーがどちらの言語でも身についていないという状態になってしまうそうです。

低学年でメイン言語が変わる分にはあまり問題ないらしい。

たとえば、低学年で日本に戻ってきたら普通に日本語をやってたらよろしい。

英語は忘れてしまうようでも、中学校くらいで英語に接したら急によみがえってくることもあるらしいです。(特殊な例?)

10歳くらいで日本に戻ってきて、英語を維持しようと親ががんばりすぎると、英語はあまり伸びず日本語も追いつけずということが起こるということです。

英語育児で育っているバイリンガルの子は、日本の学校に通えば日本語が危うくなることはあまりなさそうですが、家庭での学習や読書、会話が英語に偏りすぎているのはよくないのかもしれません。

上の子などは最近はやっと日本語の本もそこそこ長くて難しいものが読めるようになってきましたが、それまでは英語のほうが読みやすかったようです。

(しゃべるほうは圧倒的に日本語が強いですが)

英語でも読書を続けて、読んだり書いたりの練習も適度に続けていきたいとは思いますが、英語能力を年齢相応のレベルにしていこうというつもりは毛頭ありません。

下の子は今のところ言語処理能力が遅そうなので、英語はあくまでもマイペースでやっていくしかなさそうです。

日本語の面倒もしっかり見ていかないといけないし。

一方、小学校高学年以降でどちらかの言語で高度なボキャブラリーを習得していると、第二言語のほうでも高度な能力がつくようです。

留学した子に対する調査では、日本語の語彙力が高い子ほど留学後の英語能力が高いことが示されていました。

やはり地頭がいい子が英語ができるようになる、といったことですかね。

うちでも、英語を多少はがんばっていますが、普通に中学で英語を始めて高校や大学で留学するといった方法で仕事で十分通用する英語力をつけている人が数多くいることを思うと、英語育児のコストパフォーマンス(親の労力も計算に入れる)と効果ってどうなんだろうなあ?とちょっと考えてしまいます。

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