5月です
すっかり暖かくなりました
といいますか
暑いくらいのときがありまして
そして寒い日も
昼は暑くて
夕方には冷えてきます
暑いので忘れていましたが
まだ5月ですもの
朝方はまだ冷えます
そういったお天気もようの
寒暖差で体調を崩される方も
長い雨が続いたり
気圧の変化で起こる
めまいや頭痛のかたも
いま多く来院されています
ぜひぜひ体調管理を
今日は喘息の講演会に
参加しました
今では喘息治療に
かかせない「吸入療法」
自宅で簡単にできる吸入が
開発されて通常の治療になり
日本の喘息治療は
本当に進化し
症状がコントロール
できるようになりました
でも、いまだに
日本では1000人/年のかたが
喘息死で亡くなられています
そして、
喘息の方の70%は
年内に数回
症状の悪化を
経験しているのです
吸入療法を行うと
急に調子が良くなりますが
その後も
継続することが
とても大切です
いつも診察室で
お話しさせて
いただいているので
分かっていいただいて
いるとは思いますが
改めて講演会で
現状を聞きますと
これからもしっかり
行っている治療の
意味を説明しながら
医療に誠実に
診療を続けたいと思います
さて、調子が良くなったら
この吸入薬をやめるのが
いつなのか
個人差がありますが
治療ガイドラインでは
調子が良くなっても
3ヶ月くらい続けて
その後中止を考える
とあります
しかし、実際は
症状には波があり
症状が悪化しそうな
タイミングでは
やめられません
日頃から
悩ましく思っていました
今日の講演会を聞き
わかったこと
通常3ヶ月で中止も考えますが
四季のある日本では
季節の変わり目に
中止することは困難で、
悪化しない状態を
みて中止できるのには
1年くらいかかる
ということ
患者さんを診ていると
治療ガイドラインのように
すっきり治療が終わらない
そんな悩ましさは
四季のある日本だからこそでした
今後も治療のガイドライン
だけの形式にこだわらず
患者さん自身を
しっかりみつめて
治療を行っていこうと
改めて思いました
また、吸入の
より効かせかたも
知ることができました
このやり方は診察室で
直接お話しして
還元してきたいと
思います
新しい知識を学んで
更新し続けたいと思います
これからも医療に誠実に
診察を続けます
皆様が健やかに過ごせますように