地域の自治体(愛知県東海市)が行っている

休日当番医のシステムに

クリニックとして参加しています

 

もちろん保険診療として

行いますが

原則、この当番医は

強制参加ではないので

有志のクリニックで行っています

 

もちろんスタッフも

主婦だったり

ママだったりするわけで

私がこの東海市の取り組みに

賛同して動けば

祝日に出勤してくれています

感謝お願いハート

 

今日は当院の日でした

 

他のクリニックの時は

小児科の診療は行っていなかったり

発熱症状は診療していなかったり

待ち人数が多いと

受け付けられなかったりなど

それぞれのクリニックごとに

対応が異なるようです

 

当院では

内科も小児科も受け入れています

スタッフを増員して

時間内の患者さんは

すべて受け入れる方針で

行っています

 

感染症の検査も行い

診察もするのですが、

原則、通常の診察と違います

 

通常の診察なら

通院歴や薬歴

家庭背景やお仕事なども

加味して行います

 

休日診療は

いわば、

「救急な状態なのか」

を診るわけで

簡単な分類で言うと

「現在、入院が必要な状態なのか」

というのを主に診ています

 

 

だから、検査もしないし

解熱剤しか出さない

という方針を示す

クリニックもあるほどです

 

当院では、

2日分程度を処方しています

そして

必ず今後の経過を医療機関で

診てもらえるように

翌日や症状にあわせて

かかりつけ医の受診を指導しています

 

当院がかかりつけ医の場合には

その子のいきさつが

わかっているので安心ですが

今日初めて会った子たちのことは

すべて正しくは診れませんし

とても心配です

 

しかし、

今日の診察で

病名がわかったら

その病気が治るまでの

期間のお薬を全部

処方してほしいと

帰りの受付で

強く訴える保護者の方が居て

10日ほどの長期に渡るお薬で

休日当番の範疇を超えていますし

今後の経過も心配です

 

「救急での診療」を行っているので

経過をきちんとみる必要がある旨

しっかりお話ししましたが、

「じゃあ今日の診察は診察でないってこと?!」

と納得されません

「市にクレーム言いますから」と

言いお帰りになられましたタラー

 

有志で来て、

鳴り止まない電話も受けて、

お仕事を頑張ってくれている

スタッフのことなど考えると

「ここまでの状態になるなら

 このシステムに協力する必要あるかな・・」

と考えさせられます

 

だって、そのお子さん

高熱で来ているんです

他にも経過を見る必要が

かなりある状態と感じました

これから治っていくのか

とても心配です

 

一度診察をした医師として

かかりつけの医師に

しっかりバトンタッチしたいです

 

我が自治体(愛知県東海市)の

サイトに書いてある

休日当番の記載です

 

以下に掲載したいと思います

 

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休日当番医について

東海市医師会では、日曜日・祝日の休日当番医制を行っています。
当番医への受診は急病患者に限ります。
なお、必ず電話をかけてからお出かけください。
当番医が他の電話対応等で電話に出られない状況もありますので、小児救急電話相談(♯8000(短縮番号)又は052-962-9900(短縮番号が使えない場合))もご利用ください。

当番医では、スタッフ、検査、処置等に限界があるため、初期診療が中心となり、入院や手術が必要な場合、他の医療機関への紹介を行います。

  • 応急処置のみとなり、翌日、かかりつけ医への受診をお勧めします。
  • 薬を出す場合は、必要最小限の量となります。

当番医の診療では、以上のようなことがあることを十分ご理解いただくようお願いします。
コンビニエンスストアのような感覚での安易な受診、また、過大な要求や心ない言葉によって当番医の医療機関が対応に苦慮しています。このままでは、休日当番医制度を続けることが難しくなってしまいます。
みなさんで気をつけ、休日診療を守り、みなさんが安心して住めるまちにしていきましょう。

診療時間

[日曜日・祝祭日]午前9時~正午

時間を変更することがありますので、下記の表でご確認ください。
医師の都合により、休診となる場合があります。

 

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太字の部分など

手を加えていません

 

 

これをふまえて、しばらく当院では

休日当番医を辞退する方向で

医師会と話し合っていきたいと

思います

 

被災地でも

ボランティアの方が

心折れてしまうことも

あると聞きます

人と人は難しいですね

 

今日、近くで聞いていたスタッフも

なんだか納得できないようすでした

これ以上、みんなに犠牲は

強いれないなと思いました


こういったことが起こるのが

休日診療あるあるなんです

こうして

救急がお仕事の救急医でもない

医師として修練の時期の医師でもない

有志のボランティアである

ベテラン医師たちの

休日診療の参加が

減っていくのかなあとも

感じました

 

休日に診療するところが

見つからないのは

心細いものです

少しでも地域医療に貢献できれば

という気持ちで行っていましたが

無期限休止としたいと思います