【問67】次の【A欄】は、女性の月経や更年期障害に伴う諸症状の緩和に用いられる主な漢方処方製剤である。これらのうち、ともに構成生薬としてカンゾウを含むものはどれか。
【A欄】
温経湯(うんけいとう)、温清飲(うんせいいん)、加味逍遥散(かみしょうようさん)、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)、五積散(ごさしゃくさん)、柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)、桃核承気湯(とうかくじょうきとう)、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
1 温清飲、加味逍遥散
2 桂枝茯苓丸、五積散
3 温経湯、桃核承気湯
4 柴胡桂枝乾姜湯、当帰芍薬散
5 温清飲、温経湯
【解答】
答えは、「3」。
【解説】
温清飲、当帰芍薬散、桂枝茯苓丸が入っている選択肢を除きます。
では、今日の問題のベースになった「試験問題の作成に関する手引き」の該当部分を引用しますので、ご確認ください。
漢方処方製剤
女性の月経や更年期障害に伴う諸症状の緩和に用いられる主な漢方処方製剤として、温経湯(うんけいとう)、温清飲(うんせいいん)、加味逍遥散(かみしょうようさん)、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)、五積散(ごさしゃくさん)、柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)、桃核承気湯(とうかくじょうきとう)、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)等がある。
これらのうち、温経湯(うんけいとう)、加味逍遥散(かみしょうようさん)、五積散(ごさしゃくさん)、柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)、桃核承気湯(とうかくじょうきとう)は構成生薬としてカンゾウを含む。
また、(感冒に用いられる場合の五積散、便秘に用いられる場合の桃核承気湯を除き、)いずれも、比較的長期間(1ヵ月位)服用されることがある。