【問50】口腔咽喉薬、うがい薬に用いられる生薬成分に関する記述のうち、正誤の正しい組み合わせはどれか。


a  ラタニアは、ラタニア科のクラメリア・トリアンドラ及びその同属植物の根を基原とする生薬で、咽頭粘膜をひきしめる(収斂)作用により炎症の寛解を促す効果を期待して用いられる。

b  ミルラは、カンラン科のミルラノキ等の植物の皮部の傷口から流出して凝固した樹脂を基原とする生薬で、咽頭粘膜きひきしめる(収斂)作用のほか、抗菌作用も期待して用いられる。

c  ハッカは、セリ科のハッカの地上部を基原とする生薬で、芳香による清涼感等を目的として用いられる。

d  チョウジは、フトモモ科のチョウジの蕾を基原とする生薬で、芳香による清涼感等を目的として用いられる。


      a   b   c  d
1 正 正 正 正
2 誤 誤 誤 正
3 正 誤 誤 誤
4 誤 正 誤 正
5 誤 正 正 誤









【解答】
a・・・❌
b・・・⭕️
c・・・❌
d・・・⭕️
以上により、答えは「4」。

【解説】
    マイナーな分野ですが、今年出ないとも限りませんので、基本的な内容ですが、取り組んでもらいました。

    では、いつものように今日の問題のベースになった「試験問題の作成に関する手引き」の該当部分を引用します。

(e)生薬成分
①ラタニア
    クラメリア科のクラメリア・トリアンドラ及びその同属植物の根を基原とする生薬で、咽頭粘膜をひきしめる(収斂)作用により炎症の寛解を促す効果を期待して用いられる。

②ミルラ
    カンラン科のミルラノキ等の植物の皮部の傷口から流出して凝固した樹脂を基原とする生薬で、咽頭粘膜きひきしめる(収斂)作用のほか、抗菌作用も期待して用いられる。

③その他
    芳香による清涼感等を目的として、ハッカ(シソ科のハッカの地上部を基原とする生薬)ウイキョウ(セリ科のウイキョウの果実を基原とする生薬)、チョウジ(フトモモ科のチョウジの蕾を基原とする生薬)、ユーカリ (フトモモ科のユーカリノキ又はその近縁植物の葉を基原とする生薬)等から得られた精油成分が配合されている場合がある。チョウジ油については、X1ー1 (歯痛・歯槽膿漏薬)も参照のこと。