MLW Fusion #115 12/23/2020
Opera Cup 2020優勝決定戦
“フィルシー”トム・ロウラー(w/ヴァイオレンス・イズ・フォーエヴァー)対ロウ・キー(w/マーシャル&ロス・フォン・エリック)

 

グラウンド偏重の内容。年齢的にもう無理は出来ない中で、打撃や投げをチラつかせつつ、グラウンドや関節技の攻防で確実にロングマッチを作っていくという戦法は良い。ロウラーももっと荒々しさとミックスは出来るものの、無観客である点も含めて、そつなく技術で勝負する方を選ぶ。それに対するロウ・キーの対応も及第点。只20分超えの試合にわざわざするよりも、時間を圧縮し、見せ場を凝縮した方が、この2人の今の状態的も良かったはずで、締め方がこれまでの展開から逸脱したチープ・フィニッシュを行うなら、セコンド介入等でもうちょっと荒れていても良い。それでもベテランの高い技術、柴田勝頼の推しメンである元UFCロウラーのスキルは堪能出来る。平均的良試合。
評価:***1/4

 

Destiny World Wrestling The Clash 9/13/2020
DWW王座戦
ジョシュ・アレキサンダー(c)対”スピードボール”マイク・ベイリー

 

屋外のイベント。インパクトで試合をしていたジョシュはともかく、ベイリーは恐らく試合はかなり久しぶりの中で組まれた大一番。中盤までは慣らし運転の要素も多かったが、それでもジョシュのコントロールはしっかりハード。ベースが確実なので中盤以降も安定。本調子とは言えないベイリーも各種蹴り技等で反撃。一進一退の肉弾戦てで確実に盛り上げた。この2人の力量を考えれば、まだまだではあるものの、コロナ禍を経てのこの試合で、放映もないどインディであれば上々の内容。このカードはやはり然るべき舞台で死力を尽くした内容を見てみたい。中々良い試合。
評価:***1/2

 

IWS Seasons Beatings 2019 12/28/2019
#1コンテンダー(IWS世界ヘビー級王座)
“スピードボール”マイク・ベイリー対ダニエル・ガルシア

 

動けて打撃が強い選手対決。スタイル的には噛み合う両者ではあるが、その通りに自然と噛み合ってバチバチ感も生み出し勢いを生む。その中でもベイリーのトリッキーな動きは際立つものの、ガルシアもエプロンやコーナーでの投げにジャーマン連発とシャープ・シューターとカナダを連想させる攻めを見せてインパクトを与える。もう一伸びあっても良かったが、決して長くは無い試合時間の中で確実に良い内容を残した。中々良い試合。
評価:***1/2