Timebomb Pro Wrestling 

Timebomb VII: Time 2 Shine 10/4/2020


マシュー・ジャスティス対スティーブ・マンダース
最近良く組まれるSGC同門対決は、やはりハードコア度強めなタフマッチに。令和の椅子大王ことジャスティスが破壊的な椅子攻撃を見舞えば、現代のカウボーイタフ野郎マンダースは、恵まれた体格でパワー技を見舞う。現代にECWがもしあったらこの2人もロスターだっただろうなと強く思う。その後更に試合はヒートアップ。椅子だけでなく外したターンバックルで流血に追い込んだジャスティスに対し、南部仕込みの剛腕ラリアットで反撃したマンダース。お返しの強烈過ぎる椅子攻撃をお返しし激勝。
2020年のボールズ・マホーニー対アクセル・ロットンというべきこれでもかと強烈な頭部への椅子攻撃が観れて最高の一言でした。ビールに合うハードコア・マッチ!中々良い試合。

評価:***1/2

休憩中にハードコアバンドの演奏有り。
シャウトの声が裏返っても、果敢に挑み続ける可愛さが堪らない。アメ村キングコブラに出ている前座って感じのバンドですね。

Timebomb王座戦-デスマッチ
オリン・ヴァイト(c)対アレックス・コロン

日本のラウドロックバンド、coldrainの「mayday」で登場したオリンがコロンを迎え撃つ実力者対決。

デスマッチ・ファイターの中でも、繋ぎが上手く通常の試合でも十分に戦える選手である両者。
お客さんを蛍光灯割りに活用させるというどインディーならではのシーンを織り交ぜつつ展開。中盤はコロンの支配ターンで落ち着かせたことにより、ローペースとなったが、終盤は複数の蛍光灯大束にノコギリボードを投入。見応えと凄惨さをしっかりと表現した良試合。コロンは、トレモントの GCWファイナル、オリンは、マードックとのアイアンマン・デスマッチと両者負傷からの復帰かつ大一番をこの後に控えている事もあり、またシャツを脱がなかったことから、怪我したくないこれ以上は過激に出来ないという思いが痛い程伝わる中でも、緩い試合にはさせなかったのは、流石腕達者という所。 GCWやICWより更に小さな規模の団体ではある中で、これだけやってくれれば御の字。中々良い試合。

評価:***1/2

全体評価:7