PWF(Premier Wrestling Federation)

 Colby Corino's Backyard Birthday Brawl 8/28/2020
ザ・アグリー・ダッキング(コルビー・コリーノ、ロブ・キルジョイ&ランス・ルード)(w/コーチ・マイキー)対ジョージナスティー・ボーイズ(ジョージ・サウス、ホワイト・マイク&ティミー・ルー・レットン)
トルネード・タッグにハードコアを合わせた形。無秩序ではあるが、ハイフライングや連携は長く組んでいる両チームだけありしっかり決めて見せ場を作り、要所では破天荒なハードコアスポットで纏めて見せる。サウスはネタ要員だったが、その分ジムナスティーズが躍動。彼らのオリジナルムーブはやはり魅力的。本当の家の屋根からの高所ダイブに複数枚のドア破壊と非常に楽しめる内容。中々良い試合。
評価:***1/2

サンド・ピット・ノー・リング・デスマッチ
カサノヴァ・ヴァレンタイン(w/ライリー・マディソン)対キット・オスボーン

 

家の庭先で行ったハードコア戦のリマッチ。GCW TOSが行われたニュージャージー州アトランティク・シティの一角で、ノーリング、ネットで囲った只の路上。所謂路上プロレス。いや路上デスマッチ。前半はヴァレンタインがオズボーンに猛攻をかける。各種凶器を使い制裁。攻めにおける弱さを全く感じず、カリスマ性を活かしつつ、手際良く攻めていく。ヴァレンタインの成長度合いに安定感が加わっている。対するオズボーンも、持ち前の機動力と受けっぷりにヒールプレイも織り交ぜる。この前のGCWでのディッキンソン戦もそうだが、チャンスを与えればこれ位良いファイトを見せてくれる。試合は、ハードコア系の凶器から蛍光灯を投入し、次第にデスマッチモードを強め荒々しく。オズボーンの蛍光灯攻撃連発を受け切ったヴァレンタイン、マネージャーのマディソンの介入を活かし、オズボーンを粉砕し激勝。ただ単にCZW派だったからGCWに呼ばれていないだけで、そのレベルにはいる事を証明。

今年の米デスマッチ界の勢いの凄さ、層の厚さを再認識出来る試合。中々良い試合。
評価:***1/2

 

Wrestlers' Laboratory Death in Bloom 9/30/18
マクスウェル・ジェイコブ・フリードマン対カサノヴァ・ヴァレンタイン
 

2年前22歳のMJF。この時CZWでは既にトップを張っていた中で、まだカリスマ性を帯びる前のヴァレンタインを相手に、完璧なマイクで試合を煽り、ラフを交えたヒールプレイ、場外戦でのやられっぷり、チープショットの連発と試合を作り上げ、ヴァレンタインにも見せ場を提供と完璧な仕事ぶり。MJFがいかに逸材なのかが良くわかる試合。平均より上。評価:***

P.O.R Wrestling 5/18/2019
P.O.R Wrestling世界王座戦-フェイタル・4ウェイ/エクストリーム・ルールズ
ザ・ミニスター(c)対JJエスコバー対JCエクストリーム対アラスター

 

バックヤードレスリングの良し悪しが出た試合ではあるが、GCWにも出場しているエスコバーの攻撃のエグさとスポットの凶悪さは必見。画鋲を顔面に押し付けるところと最後の屋根から蛍光灯&火炎ボードへの心中ダイブは一見の価値有。
評価:**3/4