これから紹介する試合は全て、
Independent Wrestling.TV(IWTV)のVODで視聴出来ます。
https://independentwrestling.tv/vod
Alpha-1 Krush The Line 19/12/15
カイリー・レイ対ジョディ・スレット
オーソドックスな一進一退。男子顔負けの力強さも兼ね揃えている。
戻ってきたカイリーは変わらず安定感があり、しっかり試合を作ってくれる。
スレットは、ワイルドチャイルドの異名の通り、パワフルさが魅力。
テーマのないミッドカードで、しっかりと爪痕を残した。中々良い試合。
評価:***1/2
Alpha-1 アルファメイル王座戦-キング・オブ・ザ・マウンテンマッチ
グレゴリー・アイアン(c)対ジャスティン・セイン対リッキー・シェイン・ペイジ対コービー・ダースト対マーク・ウィラー
TNAリバイバルを目指す団体のオーナー、
イーサンが用意したのは、逆ラダーマッチことKOTM戦。TNA! TNA!
AJらトップ選手でも難しかった同形式で、
インディー選手が良い試合にするのは至難の技。
エンタメ性もストーリーがあるわけではないので、補えない。
となると適度にペナルティボックス行きを活用しながら、
スクランブルルールのように技打ちとなる。王者アイアンは、
障害の影響で動きに制限がある中で、
コービーやRSPなどタフマッチが得意な選手が盛り上げる。
特殊形式としては普通だが、良質なスクランブルマッチといった印象。
ただフィニッシュはありがちなものだが、団体を追ってないとわかりづらい。
平均的良試合。
評価:***1/4
Without A Cause(WAC)
WAC Presents: Year One 19/10/27
ダニエル・マカベ対トニー・デッペン
好勝負再び。前回の対戦の完成度そのままに、
マカベのテクニックにしっかりとついていくデッペン。
付いていくだけではなく、自らも提示出来るのが今のデッペン。
技巧にラフな面やスピード感などデッペンの魅力を足すことにより、
マカベのワンサイドにさせないのが見事。全編通して安定してハイレベル。
前回の焼き増しではない所も素晴らしい。
このままパッケージでPWGに出せるレベル。好勝負。
評価:****
C4(Capital City Championship Combat)
Combat Shock 19/11/29
C4王座戦
ジョシュ・アレキサンダー(c)ダニエル・ガルシア
新進気鋭のシューター、ガルシア。鋭さが魅力で、
Beyondなどでも活躍中だが、相手が悪すぎる。
圧倒的な強さを誇るジョシュ。
丸藤にも全くひけをとらなかったカナダのストロングスタイル・キングが、
ガルシアの自信をへし折りに出る。
意気揚々と試合に挑むガルシアの攻撃を受け流し圧倒。
ガルシアが悪いわけではないが、ジョシュの支配力が強烈過ぎる。
流石に終盤になるにつれて、ガルシアが攻勢に出る等調整はしていて、
攻防自体も良いものも多かったが、ジョシュの完成度の高さ、
存在感が新鋭ガルシアを凌駕した一戦。
好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4