GCW Josh Barnett's Bloodsport 19/4/4
デイビー・ボーイ・スミスJr.対キラー・クロス
ここまで活き活きとしたスミスは見た事なく、クロスを掌に乗せて、

自らの強さと試合の面白さ両方を提供できるのは天晴れ。

新日では中々難しくても、インディーではこの姿をもっと見て見たい。

グラウンドの強さや上手さは特筆もの。クロスもわるくなかったけれど、

完全にスミスがコントロールした試合。対サッチャーも見て見たい。
好勝負に届かない良試合。
評価:****3/4

ジョナサン・グレシャム対竹田誠志
奇術師対デスマッチキングとMMAファイターの両面を持つ異色の対決。
グレシャムのグラウンドテクニックに竹田がすかさず付いて行く。

試合前に抱いていた期待感は面白くなるという確信へと変わる。

場外への落下で竹田が流血するシーンから打撃戦へもスイッチ。グラウンドに拘らず、

竹田がデスマッチファイターである事も織り交ぜていったのは天晴れ。

最後は一日の長がある打撃戦に持ち込んだ竹田が、グレシャムをKO。

しっかりとMMAライクにパウンドを決め込むのも忘れない。

それぞれの要素の良さをここまでミックスさせるとは予想外。好勝負。
評価:****

ティモシー・サッチャー対鈴木秀樹
膠着状態のレスリング、技術の確かめ合いかのような攻防から、

終盤は打撃も交えたハードヒットモードへ。

期待度が上がり過ぎたドリームマッチだからこそ、

当人達は互いの実力を確かめたかったのかもしれない。様子見の要素が強い試合となった。

只終盤の攻防を見ると、もし次戦が組まれる事になれば、

良い試合になるだろうという雰囲気はかなり感じたので、どうかネクストが見たい。
中々良い試合。
評価:***1/2

鈴木みのる対ジョシュ・バーネット
ジョシュは確かにプロレスもやってはいるものの、

この度ベラトールとの契約を結んだ通り、基本はMMAの選手。

あくまでもMMA的プロレスの動きや見せ方がある程度出来るだけで、

みのるの支配下におかれないと、正直ここまでの試合にならないのは、

インパクトのラシュリー戦でも証明済。みのるが適切に試合構築と

ジョシュへの指示を行い、メインに相応しい熱戦模様を作り上げた内容。
好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4

全体評価:9