夜中に、子どもの泣き声で目が覚める。

「ママー!ママがいいー!」

パパが行っても、泣き止まない。

そんな夜は、ちょっとさみしくなりますよね。

今日は、夜中にママを呼んで泣く3歳に、パパができる声かけをまとめました。

■先に結論:「ここにいるよ」「暗くてもだいじょうぶ」「朝になったらね」の3つ

やることは3つです。

1つ目は、最初の一言を「ここにいるよ」にすること。

2つ目は、暗さやこわさを、短い言葉で受けとめること。

3つ目は、「朝になったらまた会えるよ」と見通しを伝えること。

泣き止ませようと頑張るより、安心を渡すつもりで声をかけます。

■なぜ3歳は夜中に「ママ!」と泣くのか

3歳ごろは、想像する力が育つ時期です。

その分、暗い部屋や夢が、こわく感じられることがあります。

夢とほんとうの区別が、まだはっきりしない子もいます。

半分寝ぼけていて、「いちばん安心できる人」を呼んでしまうこともあります。

夜中の「ママ!」は、ママを選んでいるのではなく、こわくて安心したいというサインです。

昼間に疲れすぎた日、環境が変わった日、体調がよくない日にも、起こりやすいと言われています。

■声かけ1:最初の一言は「ここにいるよ」

部屋に入ったら、まず声のトーンを下げます。

「ここにいるよ」

「パパだよ、だいじょうぶだよ」

最初の一言は「ここにいるよ」。理由を聞いたり、説得したりするのは朝からで大丈夫です。

寝ぼけている時は、質問しても答えられません。

「どうしたの?」「なんで泣くの?」は、いったん置いておきます。

背中に手を当てて、ゆっくりさすりながら声をかけると、落ち着きやすい子もいます。

抱っこを嫌がる時は、無理に抱き上げず、そばに座るだけでも大丈夫です。

■声かけ2:「暗くてこわかったね」と短く受けとめる

少し落ち着いてきたら、気持ちを言葉にします。

「こわい夢だったかな」

「暗くてこわかったね」

「そうだね、びっくりしたね」

長く話さず、短くゆっくりが基本です。

「こわくないよ」と打ち消すより、「こわかったね」と受けとめるほうが、安心しやすい子もいます。

部屋が真っ暗で不安そうな時は、小さな明かりをつける方法もあります。

やさしい明るさのナイトライトなど、眠りをじゃましにくいものを選ぶと使いやすいです。

■声かけ3:「朝になったらまた会えるよ」と見通しを伝える

気持ちが落ち着いたら、最後に見通しを伝えます。

「朝になったら、ママもパパもいるよ」

「おやすみ、朝になったらいっしょにごはんだよ」

ここで長く添い寝を続けるか、少ししたら離れるかは、おうちの考え方で決めて大丈夫です。

毎回同じ流れにしておくと、子どもも「こうなるんだ」とわかりやすくなります。

たとえば、こんな流れです。

・「ここにいるよ」と声をかける

・背中を3回ポンポンする

・「おやすみ、朝になったらね」と言って、静かに部屋を出る

流れを決めておくと、パパも夜中に迷いにくくなります。

■パパだと泣き止まない夜があっても、気にしすぎなくて大丈夫

「ママがいい」と言われると、パパは少しこたえますよね。

でも、夜中は誰でも、いつもいちばん安心できる人を呼びたくなるものです。

パパだと泣き止まない夜があっても、それはパパの失敗ではありません。

ママと交代する日があっても大丈夫です。

大切なのは、「夜中に呼んだら、誰かが来てくれる」と子どもが感じられることです。

パパが来てくれた夜が重なると、少しずつ「パパでも安心」が増えていくと言われています。

■ちょっと工夫:寝る前の時間で、夜をラクにする

夜中の対応と同じくらい、寝る前の過ごし方も大切です。

・寝る前は、テレビや動画を早めに切り上げる

・照明を少し暗くして、静かな時間をつくる

・おやすみ前の絵本を、1冊だけ読む

・「今日は楽しかったね」と、1日をふり返る一言を添える

絵本は、寝る前の合図として使いやすいです。

お子さんが好きなものを選んで、毎晩同じ時間に読むと、習慣になりやすくなります。

商品によって対象年齢や使い方が違うので、お子さんに合うものを選んでください。

■よくある質問

Q.3歳が毎晩のように夜泣きするのは普通ですか?

A.個人差があり、一時的に増える時期もあります。まずは昼間の疲れ具合や、寝る前の過ごし方を見直してみてください。毎晩続いて心配な時は、小児科で相談すると安心です。

Q.夜中に泣いたら、抱っこしたほうがいいですか?

A.抱っこで落ち着く子もいれば、触られるのを嫌がる子もいます。そばにいて声をかけるだけでも、安心につながることがあります。

Q.夜泣きの時に、病院へ相談したほうがいいのはどんな時ですか?

A.呼びかけても全く反応しない、毎晩ひどく続く、発熱や痛みがありそう、昼間の様子もいつもと違う、といった時は、小児科に相談してください。ここでは診断はできないので、気になる時は専門家に聞くのがいちばんです。

■まとめ

夜中に泣かれると、パパもつらいですよね。

でも、「ここにいるよ」の一言は、子どもにとって大きな安心になります。

「ここにいるよ」「暗くてこわかったね」「朝になったらまた会えるよ」。

この3つを、できそうなものからひとつだけ試してみてください。

夜の声かけが変わると、パパも子どもも、少しずつ眠りやすくなっていきます。