夜9時、電気を消して「そろそろ寝ようね」と声をかけた瞬間、3歳の娘がガバッと布団から飛び出しました。

「まだねない!」と叫びながら部屋を走り回り、気づけば1時間、僕はソファでぐったりしていました。

この記事では、脳科学の視点を知って僕が実際に変えた「寝かしつけの声かけ」を3つ紹介します。

「早く寝て」を何度言っても効かなかった夜が、少しずつ変わっていった実体験ベースの内容です。

■なぜ3歳は布団に入りたがらないのか

3歳頃の子どもは、感情をコントロールする脳の部位「前頭前野」がまだ発達の途中にあります。

眠くなると不機嫌になったり、逆にテンションが上がって興奮状態になったりするのはこのためです。

さらに3歳は「まだ遊びたい」「ママ・パパと離れたくない」という自我もはっきりしてくる時期です。

つまり「寝たくない」は反抗ではなく、脳の発達段階として自然な反応だと知るだけで、僕自身のイライラはかなり減りました。

■僕が変えた寝かしつけの声かけ3つ

①「もう寝る時間!」→「今日はどんな一日だった?」

いきなり「寝る時間」を突きつけると、子どもの脳は身構えて覚醒モードに入ってしまいます。

そこで僕は、布団に入る前に必ず「今日は保育園で何して遊んだ?」と1日を振り返る質問をするようにしました。

安心して話せる時間を挟むことで、興奮していた気持ちが自然と落ち着いていくのを感じます。

②「早く寝て!」→「じゃあ、あと何回ぎゅーってしたら寝る?」

「早く寝て」は親の都合を押しつける言葉で、子どもからすると「拒否された」ように感じやすいです。

代わりに「あと何回ぎゅーってしたら寝る?」と聞くと、娘は「3回!」など自分で数を決めます。

自分で選んだという感覚(コントロール感)があるだけで、すんなり布団に戻ってくれることが増えました。

③「静かにして!」→「小さい声で秘密のお話しよう」

寝る直前に叫んだり騒いだりする娘に「静かにして!」と言うと、余計にヒートアップすることがほとんどでした。

そこで「小さい声じゃないと聞こえない秘密のお話があるんだけどな」と声のトーンごと誘導するようにしました。

子どもは「静かに」という指示より「小さい声で話したい」という誘いの方が、すっと従いやすいと感じています。

■よくある質問

Q. 寝かしつけに1時間以上かかって疲れてしまいます。どうすればいいですか?

A. まずは「今日は長引いても仕方ない日」と割り切ることも大切です。

その上で、上記の①のように布団に入る前のクールダウンタイムを5分でも確保すると、全体の時間が短縮されることが多いです。

Q. ワンオペで下の子もいる中での寝かしつけがつらいです。

A. 我が家も長女と長男の寝る時間が近く、一人で対応する日があります。

そんな日は完璧な声かけを目指さず、「抱っこして横になるだけ」でも十分だと自分に許可を出すようにしています。

Q. 寝かしつけでイライラしてしまい、つい強く叱ってしまいます。

A. 僕も何度も経験しています。

イライラした自分を責めるより、「疲れているんだな」と一旦認めてから、深呼吸を1回してから声をかけ直すだけでも変わります。

■まとめ

3歳が布団に入りたがらないのは、わがままではなく脳の発達段階として自然なことです。

「もう寝る時間!」を「今日はどんな一日だった?」に変えるだけで、子どものスイッチは驚くほど切り替わります。

完璧な寝かしつけを目指さず、今日できる声かけを1つだけ試してみてください。

少しずつでも夜の時間が穏やかになれば、それだけで十分だと僕は思っています。