今回はHYIPの特徴 その1として
『異常な高配当』
について解説したいと思います。
唐突に質問ですが、あなたに質問です!
「HYIPなぜ高配当を掲げるんでしょうか?」
これを説明するためには、『ポンジ・スキーム』と呼ばれる超有名な詐欺の手口を知る必要があります。
この手口は投資詐欺の95%を占めると言われていますので、
これを知っているだけで様々な投資詐欺の被害から自分の身を守ることができます。
ポンジ・スキームはアメリカの天才詐欺師、チャールズ・ポンジから来ています。
チャールズ・ポンジが行っていた枠組みを伴う計画(スキーム)でポンジ・スキームです。
チャールズ・ポンジは、1910年代に
「3ヶ月で40%の利回りを出す」
という営業文句で投資家を集め、
数千人から1000万ドルにも及ぶ大きなお金を集めたのち、
自転車操業(運用をせず預かったお金をそのまま配当に充てること)で出資者に配当を払っており、
破綻させることが前提の詐欺であったことがわかり刑務所に収監された人物です。
ポンジ・スキームの仕組みを一言で言うと「自転車操業」です。
具体的な例を挙げてみましょう。
「利回り月50%、2ヶ月で投資額が2倍になる」
投資案件があったとします。
◆健全な運用の場合
1.出資者からお金を集める [元金]
↓
2.集めたお金を投資や事業で運用する [元金+運用益]
↓
3.利益の一部を元金に対して50%を配当する [元金+運用益→出資者に配当]
ここで考えてみましょう。
そんな超高配当を継続して出し続けられるでしょうか?
普通に考えて「利回り月50%」を出すのは不可能に近いので、こうしたビジネスは成り立たちません!
では、これをポンジ・スキームでやってみましょう。
◆ポンジ・スキームによる運用
1.出資者からお金を集める [元金]
↓
2.運用しているように見せかけて実際は何もしていない [元金]
↓
3.集めたお金を利益のように見せかけて配当する [元金→出資者に配当]
↓
4.「利回り50%」という脅威の配当実績を元にさらに多くのお金を集める [元金 (増)→出資者に配当 (増)]
↓
5.しかし、集めたお金の半分(利回り月50%の配当分)は流出し続けるのでいずれ資金ショートして破綻する [元金 (減)→出資者に配当 (増)]
最初に「利回り月50%」と聞けば誰もが怪しむので、
もし出資したとしても最初はリスクを考えて少額の出資にとどめるでしょう。
しかし、出資したお金はきちんと「利回り月50%」で配当され、
2ヶ月で2倍になっていくのです。
その実績をみた出資者は「この投資案件は素晴らしい」と信じ込み、より多くの追加出資を行います。
ポンジ・スキームはこうした人間の欲を上手く引き出す手口なのです。
(余談ですが、↑はポンジスキームがテーマのボードゲームのパッケージです(^_^;))
そもそも、「利回り月50%」の利益が上げられる事があるなら、わざわざ出資者を募る必要はありません。
それが本当にできるなら、銀行なりクラウドファンディングなり資産家なりが喜んで我れ先に出資します。
これは投資関係全般に言える話ですが、何かの良さげな話がある時、
『そんな良い話が、なぜ自分に来るのか?』
を考えてみるのが重要だと思います。
今回はHYIPが高配当な理由はポンジ・スキームである事を解説しました。
この記事を読んでいる方の中で
「HYIP以外でポンジ・スキームの詐欺被害」
にあった方はいますか?
もし、いればその内容をコメント下さい。
それ以外の人も今回の記事の感想や取り上げて欲しい話題などのリクエストをコメント頂けると、今後の記事の参考にしたいと思います。



