今回はHYIPの特徴 その2として
『ネットワークビジネス』
について解説したいと思います。
恒例になりそうですが…
あなたに質問です!
「HYIPはなぜネットワークビジネスの仕組みを使うんでしょうか?」
前回の『ポンジ・スキーム』の仕組みを考えるとピンと来る人も多いかもしれませんね!
では、解説して行きたいと思います。
ネットワークビジネスはマルチレベルマーケティング(MLM)と言われています。
言葉でアレコレ言うよりも、図を見ると一発で理解してもらえると思います。
俗にいうマルチ商法ですね。
世間での評判がすこぶる悪い例のビジネスモデルです。
今回重要なのは「誰でも手軽に始められる」とか「権利収入になる」とかのたわ言ユーザー側の話ではなく、ビジネスモデルとしての側面の話をします。
MLMのビジネスモデルの特徴を挙げると
1. 広告費を使わずに物や情報を広められる。
2. 会員が加速度的に増える。
3. 紹介者には紹介料や組織の大きさに応じてボーナスが報酬が入る。
4. 口コミのため、紹介者により会員になる動機は異なる。
という点があります。
1.2.3は一般的な話で自明なので、4について補足します。
基本的に口コミは、紹介者との人間関係により動機は大きく変わります。
信用関係がしっかりした人からの誘いは
「まぁ、この人が言うなら…」
と裏付けや仕組みなどのビジネスの合理性よりも、人間的な動機が優先される事があります。
これは個人的な意見ですが、MLMをやっている人は一般的な店舗や会社の営業の方に比べると圧倒的に『自分の扱っているモノや仕組みを理解していない人』が多いように思います。
なぜそんな状態で人を誘うのかは理解しかねますが、HYIPの増殖においてはそれが機能しています。
さて、これらの4点をHYIPに当てはめると
『根拠が不明の怪しい投資案件でも、大量の出資者を効率良く集められる』
という事が分かります。
これが普通の口コミだと資金を集めるのに時間が掛かかります。
下手をすれば目標資金をかき集める前に、運営費が足りなくなって自滅してしまいます。
しかし、MLMを使い短期間で大量の会員を集められれば、手元に入る資金は膨大になります。
紹介者への報酬などの会員へ還元はプランの数字や仕組みを変えれば、手元に十分な資金を残せます。
このように金融詐欺において『ポンジ・スキーム ✖️ マルチレベルマーケティング(MLM)』は定番の組み合わせです。
これは枝豆→ビールと連想されるくらい、
伝統的と言って良い程使われてきた手法で、
過去の有名どころでは円天事件のエル・アンド・ジーもそうでしたね。
こういう歴史的な経緯がMLM→詐欺と世間での評判が非常に悪い所以だと思います。
さて、ここで「なぜMLMの詐欺が多いのに規制しないのか?」という疑問が浮かびます。
その発想は、例えるなら
「交通事故が多いから車を規制しよう」 とか、
「オレオレ詐欺は携帯電話使うから携帯電話を規制しよう」
と同レベルの考え方だと思います。
要は『MLMを何のために、どう使っているのか?』が重要なポイントです。
MLM自体には善も悪もなく、あくまで流通システムの一つです。
日本の法律的にはMLMは連鎖販売取引と言って、特定商取引法第33条で定義される販売形態であり合法です。
そこに『ポンジ・スキーム』という詐欺が掛けられると犯罪になります。
ただ、現実に大抵のMLMは、上が儲かって末端の会員が損をして終了だったり、
そもそも目的が詐欺だったりするので始めるなら十分な注意は必要だとは思います。
今回はHYIPがネットワークビジネスの仕組みを採用する理由を解説しました。
この記事を読んでいる方の中で、
MLMに関わった事がある人は、そのMLMが「どんな目的なのか」
「自分がやろうとした動機」
「どう終了した」
などのエピソードを、それ以外の人は今回の記事の感想や取り上げて欲しい話題などのリクエストをコメント頂けると、今後の記事の参考にしたいと思います。


