本題です!

サンダーアーム/龍兄虎弟」の日本公開が1986年8月16日……だから、ビデオが発売されたのはその数か月後だったのかなぁ???
全然記憶にないけれど、とにかく、レンタル開始と同時にレンタル屋に走って借りて来た……これは、その時のお話です!

 

あ、ジャッキーファン及び、ファンでも「サンダーアーム/龍兄虎弟」を観ていない方には、意味不明な記事となります。

 

 

* * * * * * * * * * * * * * *

 

 

「えっ!?」
 

その時、私は慌ててビデオを巻き戻しました。
 

「おいおいおい……マジか?」

 
と、今一度、その問題の箇所を確認する為に、アンソニー・チェンの 「L」 から再生!
そして、暫くして……問題の場面を一時停止!!!

 
「なんで、I がおるんや!!!」


テレビの画面には、ジャッキー、ロザムンド・クァン、クラレンス・フォ、そしてカリーナ・ラウの4ショット!
 

「これはアカンやろ……???

ちょっ、ちょっともう1回や!」


巻き戻して、もう一度、アンソニー・チェンの 「L」 のところから改めて再生!
そして、4ショットで一時停止!


「ドッワハハハハハハハ!!!
アカン、アカン、ちょっと待って……
こんなんありなんかっ!!!!!」


私は、むかって左から3番目の男性、クラレンス・フォを観ながら大爆笑状態になってしまいました。

そうなんです、ソックリなんです。
私の小五からの友人、「五福ぼし」のI 君にソックリなんです!

 

「五福ぼし」のI 君……詳しくはコチラ

 

 

今となっては、そこだけで何回繰り返して観たのか覚えていません。
が、もし、ビデオテープなるものが、再生の度に劣化するというのであれば、私がお世話になっていたレンタルビデオ店の、このビデオソフトは、この4ショットの部分が激しく劣化していたことでしょう。
それぐらい観ました(笑)!

笑い過ぎて悶絶状態の私。
暫くして心を落ち着かせると、直ぐにてんちんに電話をかけました!


「もしもし、どうしたぁ?」

「お前、『サンダーアーム』、もうレンタルしたか?」

「いや、まだやで。
なんや、もう借りたんか?」

「ちょっと一緒に観ようや!
I がおるねん(笑)!
I がジャッキーと唄っとるぞ(大笑)!」

「えっ?なになになに?
言うてる意味、わからん(笑)。
お前、ちょ、それどういうことや(大笑)?」

「百聞は一見に如かずや!

今、暇か???」

「おお、大丈夫や!
すぐ来いや!」

 
私は自転車をとばして、てんちんの家へ。
彼の部屋でビデオを再生しました!
 
そして、アンソニー・チェンの

 

 

♪ 「L」 !

 


ま、ここだけでもすでに私たちは笑ってしまうんですけどね。
この 「L」 「O」 「V」 「E」 の一連のベタなカットの連続は、私とてんちんの心を鷲掴みにしましたから(笑)。


ちなみに、このシーンって皆さんはどうだったんでしょうか?
もちろんね、私はこの当時、このアラン・タムが唄う「L-O-V-E Love」って楽曲も、バックのメンバーの事も全然知らなかったから、完全に笑う為にシーンって認識でした。
いや、知った今でも笑ってしまいます!
で、謎なのが、なんで、「E」の方、こんなに荒々しいの???


そして、いよいよ、4ショットのシーン!!!


♪「 La La La La La …… 」

 
私は、画面に四人が映った瞬間、クラレンス・フォを指さして!

 
「ホラ、I がおる!」

「……えっ!?
……
……
……
ドッワハハハハハハハ!!!
ドッワハハハハハハハ!!!
ドッワハハハハハハハ!!!
ヒーッ、ヒーッ、ヒーッ……
アッハハハハハ!!!
アッハハハハハ!!!
お、お前……これはアカンやろ(笑)。
え、マジかぁ?
アッハハハハハ!!!
アッハハハハハ!!!
うわぁ~マジで I やんけ!
スゲェな!!!
世の中に似たヤツ、3人おるいうけど……
間違いなくその1人やで (大爆笑)!!!!!」

 

てんちん、一気にまくしたてました!


「 (大爆笑) ……いやぁ、俺も、気付いた時は

腹抱えて笑ったぞ!」

「 ちょっと、もう一回観よう!」


と巻き戻すてんちん。

何故かアンソニー・チェンの 「L」 のところまで巻き戻す!


「 いやな、だからな、お前
なんでそこから始めるねん!」

 

♪ 「L!」


「アッハハハハハ!!!」
「アッハハハハハ!!!」


♪ 「 La La La La La …… 」


「ドッハハハハハハハ……

ヒーッ、ヒーッ、ヒーッ……
アッハハハハハ! 」


てんちん、4ショットシーンを一時停止!


「アッハハハハハ……
もう停止せんといてくれ (大爆笑)」

「ドッワハハハハハハハ!!!
ドッワハハハハハハハ!!!
ドッワハハハハハハハ!!!」


もう、止まりません。
こうなってしまった以上、何人も私たちを止めることは出来ません!


「悪い、もう一回ええか(大爆笑)?」


♪ 「L!」

 
「アッハハハハハ!!!」
「アッハハハハハ!!!」
 

♪ 「 La La La La La …… 」

 
「ドッハハハハハハハ……
ヒーッ、ヒーッ、ヒーッ……
アッハハハハハ! 」


てんちん、4ショットシーンを一時停止!


「アッハハハハハ……
もうやめてくれ、腹痛い(大爆笑)」

「ドッワハハハハハハハ!!!
ドッワハハハハハハハ!!!
ドッワハハハハハハハ!!!
……お前、これはもう最悪やわ。
この映画、俺、めっちゃ好きやのに……
もうアカン、もう、笑いしかでんがな (大爆笑)!」


実際、てんちんは缶ペンケース、下敷き共に、この映画のグッズでした!


♪ 「L!」

 

「アッハハハハハ!!!」
「アッハハハハハ!!!」


♪ 「 La La La La La …… 」

 
「ドッハハハハハハハ……
ヒーッ、ヒーッ、ヒーッ……
アッハハハハハ! 」


監督ジャッキーの演出意図をまったくもって無視した私たちの大爆笑!
それだけ似ていたんです!
なんか、出演者をバカにしているように思えるかもしれませんが、そうではありません!
ただただ、I 君に似ていた……それが面白かったんです!
他意はありません。
ってかね、あの時の私たちは、鉛筆が転がっても笑っていたと思います。
こうして、夜は更けていきました。


そして、翌日、
私は、I君を家に呼びました。


「お前、映画デビューしてたんやな!
昨日の夜、てんちんとビックリしたんやぞ!」

「は?
え?どういうこと???」

「隠しても無駄や、証拠はあるねん、これや!」


私は、問題の4ショットのシーンを見せました。
そして笑いをこらえながら、


「これ、お前やろ?」
 

I君はクラレンス・フォの姿を見てこう呟きました。


「え?……あれ?
……おっ、俺やん!」


本人をもってこの評価!
私は笑い転げました。

I君は食い入るように、テレビを観ていました。

本人、笑うことよりも、ビックリなんですね(笑)。
彼は、一人で何回も何回も確認していました。
私はその度に笑っていました。

今現在も、この一連のシーンで私は笑ってしまいます。
また、The Wynnersの「L-O-V-E Love」を聴くだけで、当時、H君を延々と笑いあったこと、そして、I君のあの驚いた顔が脳裏に浮かびます!
良き思い出だな!


Fanks!!