本題です!
「サンダーアーム/龍兄虎弟」の日本公開が1986年8月16日……だから、ビデオが発売されたのはその数か月後だったのかなぁ???
全然記憶にないけれど、とにかく、レンタル開始と同時にレンタル屋に走って借りて来た……これは、その時のお話です!
あ、ジャッキーファン及び、ファンでも「サンダーアーム/龍兄虎弟」を観ていない方には、意味不明な記事となります。
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「えっ!?」
その時、私は慌ててビデオを巻き戻しました。
「おいおいおい……マジか?」
と、今一度、その問題の箇所を確認する為に、アンソニー・チェンの 「L」 から再生!
そして、暫くして……問題の場面を一時停止!!!
「なんで、I がおるんや!!!」
テレビの画面には、ジャッキー、ロザムンド・クァン、クラレンス・フォ、そしてカリーナ・ラウの4ショット!
「これはアカンやろ……???
ちょっ、ちょっともう1回や!」
巻き戻して、もう一度、アンソニー・チェンの 「L」 のところから改めて再生!
そして、4ショットで一時停止!
「ドッワハハハハハハハ!!!
アカン、アカン、ちょっと待って……
こんなんありなんかっ!!!!!」
私は、むかって左から3番目の男性、クラレンス・フォを観ながら大爆笑状態になってしまいました。
そうなんです、ソックリなんです。
私の小五からの友人、「五福ぼし」のI 君にソックリなんです!
「五福ぼし」のI 君……詳しくはコチラ ↓ 。
今となっては、そこだけで何回繰り返して観たのか覚えていません。
が、もし、ビデオテープなるものが、再生の度に劣化するというのであれば、私がお世話になっていたレンタルビデオ店の、このビデオソフトは、この4ショットの部分が激しく劣化していたことでしょう。
それぐらい観ました(笑)!
笑い過ぎて悶絶状態の私。
暫くして心を落ち着かせると、直ぐにてんちんに電話をかけました!
「もしもし、どうしたぁ?」
「お前、『サンダーアーム』、もうレンタルしたか?」
「いや、まだやで。
なんや、もう借りたんか?」
「ちょっと一緒に観ようや!
I がおるねん(笑)!
I がジャッキーと唄っとるぞ(大笑)!」
「えっ?なになになに?
言うてる意味、わからん(笑)。
お前、ちょ、それどういうことや(大笑)?」
「百聞は一見に如かずや!
今、暇か???」
「おお、大丈夫や!
すぐ来いや!」
私は自転車をとばして、てんちんの家へ。
彼の部屋でビデオを再生しました!
そして、アンソニー・チェンの
♪ 「L」 !
ま、ここだけでもすでに私たちは笑ってしまうんですけどね。
この 「L」 「O」 「V」 「E」 の一連のベタなカットの連続は、私とてんちんの心を鷲掴みにしましたから(笑)。
ちなみに、このシーンって皆さんはどうだったんでしょうか?
もちろんね、私はこの当時、このアラン・タムが唄う「L-O-V-E Love」って楽曲も、バックのメンバーの事も全然知らなかったから、完全に笑う為にシーンって認識でした。
いや、知った今でも笑ってしまいます!
で、謎なのが、なんで、「E」の方、こんなに荒々しいの???
そして、いよいよ、4ショットのシーン!!!
♪「 La La La La La …… 」
私は、画面に四人が映った瞬間、クラレンス・フォを指さして!
「ホラ、I がおる!」
「……えっ!?
……
……
……
ドッワハハハハハハハ!!!
ドッワハハハハハハハ!!!
ドッワハハハハハハハ!!!
ヒーッ、ヒーッ、ヒーッ……
アッハハハハハ!!!
アッハハハハハ!!!
お、お前……これはアカンやろ(笑)。
え、マジかぁ?
アッハハハハハ!!!
アッハハハハハ!!!
うわぁ~マジで I やんけ!
スゲェな!!!
世の中に似たヤツ、3人おるいうけど……
間違いなくその1人やで (大爆笑)!!!!!」
てんちん、一気にまくしたてました!
「 (大爆笑) ……いやぁ、俺も、気付いた時は
腹抱えて笑ったぞ!」
「 ちょっと、もう一回観よう!」
と巻き戻すてんちん。
何故かアンソニー・チェンの 「L」 のところまで巻き戻す!
「 いやな、だからな、お前
なんでそこから始めるねん!」
♪ 「L!」
「アッハハハハハ!!!」
「アッハハハハハ!!!」
♪ 「 La La La La La …… 」
「ドッハハハハハハハ……
ヒーッ、ヒーッ、ヒーッ……
アッハハハハハ! 」
てんちん、4ショットシーンを一時停止!
「アッハハハハハ……
もう停止せんといてくれ (大爆笑)」
「ドッワハハハハハハハ!!!
ドッワハハハハハハハ!!!
ドッワハハハハハハハ!!!」
もう、止まりません。
こうなってしまった以上、何人も私たちを止めることは出来ません!
「悪い、もう一回ええか(大爆笑)?」
♪ 「L!」
「アッハハハハハ!!!」
「アッハハハハハ!!!」
♪ 「 La La La La La …… 」
「ドッハハハハハハハ……
ヒーッ、ヒーッ、ヒーッ……
アッハハハハハ! 」
てんちん、4ショットシーンを一時停止!
「アッハハハハハ……
もうやめてくれ、腹痛い(大爆笑)」
「ドッワハハハハハハハ!!!
ドッワハハハハハハハ!!!
ドッワハハハハハハハ!!!
……お前、これはもう最悪やわ。
この映画、俺、めっちゃ好きやのに……
もうアカン、もう、笑いしかでんがな (大爆笑)!」
実際、てんちんは缶ペンケース、下敷き共に、この映画のグッズでした!
♪ 「L!」
「アッハハハハハ!!!」
「アッハハハハハ!!!」
♪ 「 La La La La La …… 」
「ドッハハハハハハハ……
ヒーッ、ヒーッ、ヒーッ……
アッハハハハハ! 」
監督ジャッキーの演出意図をまったくもって無視した私たちの大爆笑!
それだけ似ていたんです!
なんか、出演者をバカにしているように思えるかもしれませんが、そうではありません!
ただただ、I 君に似ていた……それが面白かったんです!
他意はありません。
ってかね、あの時の私たちは、鉛筆が転がっても笑っていたと思います。
こうして、夜は更けていきました。
そして、翌日、
私は、I君を家に呼びました。
「お前、映画デビューしてたんやな!
昨日の夜、てんちんとビックリしたんやぞ!」
「は?
え?どういうこと???」
「隠しても無駄や、証拠はあるねん、これや!」
私は、問題の4ショットのシーンを見せました。
そして笑いをこらえながら、
「これ、お前やろ?」
I君はクラレンス・フォの姿を見てこう呟きました。
「え?……あれ?
……おっ、俺やん!」
本人をもってこの評価!
私は笑い転げました。
I君は食い入るように、テレビを観ていました。
本人、笑うことよりも、ビックリなんですね(笑)。
彼は、一人で何回も何回も確認していました。
私はその度に笑っていました。
今現在も、この一連のシーンで私は笑ってしまいます。
また、The Wynnersの「L-O-V-E Love」を聴くだけで、当時、H君を延々と笑いあったこと、そして、I君のあの驚いた顔が脳裏に浮かびます!
良き思い出だな!
Fanks!!