皆さん、お待たせしました!
……お待たせした、ってことにしてください。

Fanks!!、約束通り帰ってまいりました。
2020年の12月いっぱいで終了して3ヶ月間!

たっぷりと充電させていただきました。
 

で、え?

既に何本か記事が上がっているじゃないかって???
はい、その通りです。
だって、書きたいことがあったんだから仕方がないよね~。
でも、一応ね、既に上がっている記事は、「これからはこういう感じの記事も書くよ!」って予告的な意味合いもあるんです。
以前、ココって、ジャッキー・チェンや香港映画のファンブログだったでしょ。
これからは、色々と自分の好きな事を書いていこうかと思っている次第なんですよ。

ですから、ブログのタイトルも「下戸猿見聞記 -Fanks!!'s trail-」(2018年7月21日~2020年12月25日) から「the ACTION ⇌〈"W"trail〉」に変更しました。
一応ね、「下戸猿」っていうのはジャッキーの日本公開第一弾「ドランクモンキー酔拳」(1978年)の「ドランクモンキー」からヒントを得たモノでした。
気に入ってたんですけどね、やっぱりね、もう、ファンブログじゃないってことにしたので、思い切って変更しました。
とは言えね、さっきも言いましたが……好きな事を書いていくので、絶対的にジャッキーの話題は出て来ますよ (笑)。

 

あ、そうだ!
今更だけど、「下戸猿」って私のことって知ってましたよね?
私、アルコールが一切飲めないので!
アルコールが一滴も飲めないおっさん(猿)の映画を観た、音楽を聴いた記録」って意味のタイトルだったんですよ!
考えたら、ちゃんと説明したことなかったと思います……誰かさんのコメント欄では話したかもしれないけれど(笑)!
だから、「the ACTION ⇌〈"W"trail〉」の意味は……またタイトルを変更した時にでも説明します。

それまで伏せておきますね(笑)!

でね、謝らないといけない事も……。
本当はガラリと変更する予定だったんです、ブログ全体を!
でもね、コロナの影響もあって、思うように準備することが出来ませんでした。
暫くは、普通な感じでやっていこうと思います。
もうね、こうでもしないと何も始まらないんで!
また感染者数も増えて来ましたからね。
コロナともうまく付き合っていかないと、ダメだよね。

とりあえず、今日からリニューアルオープンとなります。
気負わず、のんびりと、マイペースで綴っていこうと思っております。
改めて、

 

よろしくお願いします!

 

 

 

あ、それとね、この充電期間中に 色々とありまして……。

 

わけあって、TPさんと 妄想 恋愛中です


この年齢になって、恋が出来るなんて……私は幸せモノですね。
彼女は恥かしがり屋さんなんで、TPさんとさせておいてください。
そうなんです、実は充電せずに恋にうつつを抜かしておりました。
色々と痴話喧嘩していますが、あたたかく見守ってください。
ってか、無視しといてください。

 

それと。。。

いずれ……いつになるだろう???

仲間が一人、加わります。
その時は、改めてご紹介しますのでコチラもよろしくお願いします。



とまぁ、ホントは挨拶だけでもよかったんですけどね。
何か書こうかなぁ……あ、そうだ!

それまでも、これからも、コメント欄でお世話になってきた、なるだろう、samさんとハーさんから、過去記事再アップのリクエストがあったよね。

それに、昨日は大好きなジャッキー・チェンの誕生日だったし!

うん、それを紹介しよう!

 

この記事は、2018年10月10日、「青春記:五福? 思春期の苦悩」というタイトルで公開したものです。
YAHOO!ブログ時代……それこそ初期の記事だね。

ジャッキー絡みのエピソードですが、別にジャッキーを知らなくても問題のない内容ですのでお付き合いください!

一応、わかり難い点などもありましたので、加筆&訂正をしております。
 





始めに……。

 

五福星

 

古参のジャッキーファンの皆さんなら、迷いなく読める事でしょう。

ジャッキー映画に疎い方、なんて読むかわかりますか?

これ、「ごふくせい」って読みます。


で、古参のジャッキーファンの皆さんに、もう一つ訊きます。

劇場公開当時、「五福星」(1983年)を、素直に 「ごふくせい」と読む事が出来ましたか?


1984年8月4日、日本で公開されたサモ・ハン監督&主演の福星シリーズ第一弾!

香港映画界のスターたちがたくさん出演しているんだよね!

サモ・ハンが主演なのに、日本じゃジャッキーが主演って扱いだったんだよなぁ(苦笑)!

 

で、このタイトルなんですが、香港でのタイトル(原題)も「奇諜妙計五福星」ってなもんで、「五福星」だけ使用されて、この邦題になったんですよね。

 

私はこのタイトルの字面を初めて見た時、なんのためらいも無く、素直に 「ごふくせい」 と読み、疑いもしませんでした。
ですから、特に確認することもしませんでした。
 正直、日本語ではないのでね、意味はよく理解出来ませんでした。
ですが、漢字だからなんとなく伝わるものはありました。
そう言えば、クラスメイトにの 「なんて読むの?」 と訊かれたことがありました。


「『ごふくせい』 やで!」


私は当たり前の様に答えていました。
当時、私は私の周りでジャッキーに一番詳しいのは自分だ、と自負していたので、それこそ得意気に答えていました。
まったくお馬鹿な糞ガキです!

そして、そんなお馬鹿な糞ガキを悩ませる、お馬鹿な出来事が起きたのは、まさに 「五福星」 の前売り券を買いに行く前日のことでした。

私が、中学二年の頃のお話です。

 


私は、友人のI君(←「Little Girl って誰だ?」に出て来た I君です) と彼の家で遊んでいました。
彼もジャッキーファンでした。
その I君が、とんでもない発言をしたのです。


「『五福ぼし』、楽しみやなぁ。俺、観に行こうと思ってるんよ!」


私の頭の中は、「???」となりました。

 

 

五福星

ごふく ぼし

 

 

一瞬、聞き間違えたかと思いましたが、I君は間違いなく、そう言いました。

その後も、「五福ぼし」を連発します。
それはまるで、私が「五福星」を「ごふくせい」と当たり前のように読んでいるのと同じ様に。


私は、注意しようとしたのですが、あまりにも自信たっぷりに言うので、注意することは出来ず、そのまま放置しておくことにしました。
下手したら彼を傷つけるかもしれない、と思ったからです。
とにかく今は、「こうすることが一番の対応だろう」と思ったのです。
ですから、私は I君との会話の中、一切 「ごふくせい」という発言はせず、もちろん、「ぼし」 とも言えず、「The 5 Lucky Stars」 と英題で通したのでした。

I君の家からの帰り道。
やはり間違いを指摘してやるべきだったかなぁ、と思ったりもしたのですが、いずれ間違いに気が付くだろうと、そしてその時は今日のことは忘れてやろうと思っていました。


翌日。
私は、一人で東映系の劇場にむかいました。
劇場の窓口には、「五福星 前売り券 発売中」 と手書きのポップが貼られていました。
私は、勇んで窓口にむかいました。
そこには、20代前半の可愛らしいお姉さんが座っていました。

 

と、その時です。
私の頭で、昨夜の I君の声が蘇りました。

 

 

五福星

ごふく ぼし

 


私は、窓口から離れました。
ここに来て、迷いが生じたのです。
自分の方が間違っているんじゃないだろうか?……と。
つまり、「五福星」 の「」は 「せい」 ではなく、「ぼし」 なんじゃないかと。
もし、窓口におっちゃんなり、おばちゃんが座っていたら、私は気にしなかったかもしれません。
 当時、私は、花も恥じらう思春期の真っ最中。
可愛らしいお姉さん相手に、漢字の読み間違いをするのが、とても恥ずかしかったのです。
私は、劇場に貼られているポップ等を改めて見直しました。
ルビがふってやしないだろうかと。
しかし、残念ながら、ルビ等はどこにもありません。
いや、その前に、私は映画専門雑誌等も読んでいたので、「せい」で間違いないはずなのです!

なのに……。

可愛らしいお姉さんに惑わされたんでしょうね。。。

 

と、ひとつの名案が浮かびました。

英題「The 5 Lucky Stars」で言えばいい、と。
しかし、反射的にこうも思いました。


「なんで英語?なにカッコつけてるの?生意気な糞ガキねぇ」


って、可愛らしいお姉さんに思われるのは心外だ、と。

やはりここは、素直に、中学年らしく日本語で行くべきだと思い直した私!

すると簡単な案が浮かびました。


「ジャッキーチェンの新作映画の前売り券ください!」


これなら、なんの問題もありません。
私は私にサムズアップして、悠々と窓口にむかいました。
が、ハッとして足を止めました。
もし、もしも、この可愛らしいお姉さんに、


「なにこの子? ひょっとして『五福星』って簡単な漢字が読めないのかしら (笑)」


なんて思われたら……。
 

本気で一旦帰宅しようかと思いました。
しかし、電車で来ていました。
さすがにそんなお金の無駄使いは出来ません。
今の私なら、逆にそのお姉さんに 「これなんて読むの?」 と訊いているでしょう。
なんとも面倒臭い色気づいた糞ガキです。
しかし、その面倒臭い色気づいた糞ガキは、更なる策を思い付きました。


「『五福せいの前売り券をください!」


 そう、「せい」を濁す感じで小さい声で言えば通じるだろうと。


私は、窓口へむかいました。
この時点で、劇場についてから一時間近く経過していたと思います。
ところが、また足が止まりました。
もし……

 

「『五福せいの前売り券をください!」


「はぁ?なんです?もう一度大きな声で言ってくださ~い!」


「『五福せいの前売り券をください!」


「……プププ。この子、こんな簡単な漢字が読めなくて誤魔化してるんだわ(笑)」


なんて展開になったら!!!


私はまた、窓口から離れました。
もう諦めモード全開。
完璧に項垂れていました。
と、ここで私は悟りを開きます。


ちょっと待て!
間違いがなんなんだ。
恥をかいても、それはこの場限りじゃないか!
これから先、この可愛らしいお姉さんと会うこともないだろう。
いや、会ったとしても、私はお客の一人にすぎない、きっと忘れてるだろう。

そう思うと、気が少し楽になって来ました。


ごふくせい」……それでいい。


私は堂々と窓口にむかいました。

 


自分自身にもっと自信を持て!
いや、自信とかそういう問題じゃない。
そもそも 「ごふくせい」 で間違いないんだから!
クラスメイトにもそう教えたじゃないか!
映画雑誌にも、そう紹介されてた筈だ!

間違っているのは、I君だ!

 


私は、窓口の可愛らしいお姉さんと対峙しました。
そして、微笑みかけてきたお姉さんに自信満々に言いました。

 

 

「『コータローまかり通る』の前売り券をください!」

 

 

そう。

五福星」の同時上映は、JACの「コータローまかり通る」だったんですよね。

 

 

Fanks!!