松本にひとり旅した記録を
綴っています。
土蔵の街 中町 を散策しにやって来たわたし。
特に予習せず、ふらりと訪れた街でしたが、
こちらの建物を見学できるようなので、お邪魔してみることに。
中町・蔵シック館
中町に隣接する宮村町にあった造り酒屋「大禮(たいれい)酒造」の
母屋・土蔵・離れの三棟をこちらに移築し、
平成8年10月に開館した施設だそうです。
※ フロアマップは公式サイトよりお借りしました。
前々回の記事に載せた↑の画像の建物が
移築した土蔵(1号館)で、現在はカフェとして使われています。
そして、こちらが母屋(2号館)。
写真が無いですが、母屋の裏手に離れ(3号館)があります。
母屋と離れは講演会やミニコンサート、会議などが行える
レンタルスペースとなっているそうですが、
使用されていなければ、座敷など無料で見学できるようです。
母屋の軒先に吊るされた大きな 杉玉 。
造り酒屋では新酒が出来たことを知らせる印として、
軒先に 緑の杉玉● を吊します。
はじめは青々した杉の葉はやがて 茶色● に変化し、
これによって新酒の熟成の具合を伝えるのだそうです。
杉玉 の存在は知ってましたが、
そういう役割があったんですね~。
母屋の中に入ったら
外から見た印象よりずっと天井が高くてびっくり!
土間の上が吹き抜けになってます。
梁組は昔のままに復元しているそうです。
土間から撮った1枚。
ピカピカの板の間、その奥の和室、和室の向こうに見える中庭。
綺麗な造りですね~。
昔の建物って、涼しげです。
和室、広~!
欄間の飾り彫りは松本の風景ですかねぇ?
お城らしきものがあるので、何となくそうなのかな?と。
全然違ったらすいません。
源氏襖って言うのかな?
明り採りのために障子が組み合わさった襖のデザインがお洒落。
しかも、左右で違うのも粋ですなぁ。
欄間のデザインも色々で、
家主の指示なのか、設計した人のセンスなのかはわかりませんが、
とてもこだわりを感じます。
2階も見学させていただきます。
2階からは吹き抜け部分の梁組が間近に見えました。
これ、どうやって掃除してたんでしょうね。
天窓の効果って凄いですよね。
このおかげで、かなり明るいです。
2階の部屋には柱がいっぱい。
今は壁に絵を飾ってギャラリーみたいに使用したりしているようですが、
昔はどんな用途で使われていたのかな?
ちょっと使いにくそう。
母屋前には『蔵の井戸』。
松本は地下水が豊富な地域なんだそうです。
水温は年間通して15度ほどだとか。
自由に使っていいそうなので、
暑い時期の中町散策時に冷たい水に触って
リフレッシュしたりするのも良さそうですね。
長々と綴ってきた松本旅行記ですが、ようやく次回が最終回となります。
もうちょっとだけお付き合いください。