アメトピ掲載ありがとうございます!
松本にひとり旅した記録を
綴っています。
国宝 松本城 を見学した後は
もうひとつ 国宝 を見に行きたいと思います。
やって来たのは 旧開智学校校舎 。
明治9年(1876)に完成し、
その後90年近く使用された小学校の校舎です。
かつては女鳥羽川沿いにあったそうですが、
昭和38~39年に現在の場所に移築したそうです。
修学旅行の学生さんたちに人気の施設らしく
チケット売り場が賑わっていました。
建物の裏手にあるチケット売り場から、正面に回ります。
やはり正面から撮っておきたいですよね。
人影が無くなるまで少し待って撮影。
美しい建物ですね~。
でも、ちょっと違和感を感じるのは何故だろう?
と思ってたら
ボランティアガイドの方にチョイチョイチョイ
と呼ばれまして、
『この建物、左右対称じゃないんですよ』と教えてもらいました。
それだ!
向かって右は窓が1フロアにつき5つですが、左は6つありますね。
なんでも、建てられた当初
校門は建物の正面ではなく、ちょっと右寄りの位置にあったそうなのです。
その校門からだと窓が左右にちょうど5つずつ見えて
とてもバランスが良かったのだそう。
なるほど~。
ボランティアガイドさんが詳細に教えてくださった
ベストポイントから撮ったのがこちらの1枚。
確かにこっちがバランスいいですね。
こちらの建物は地元松本の大工棟梁・立石清重氏という方が
設計・施工したのだそうです。
建物の下部や角の部分、
一見、石を積んでいるようにも見えますが、実は漆喰で描いた模様。
そんな話を聞くと、窓も絵に見えてくる。
※ 窓は普通に窓だと思います。
正面玄関の頭上には龍の彫刻。
2階のバルコニーの屋根には謎の天使。
そして、八角形の塔屋。
あの内部は見学できませんが、
色ガラスが使われた美しい部屋で、
明治時代にチャイムの代わりに使われていた鐘が吊るされているそうです。
なんだかとても個性がある建物ですね。
これが小学校だったなんて面白い。
こちらから中にお邪魔します。
校舎の撮影はOKですが、展示してある資料の撮影はNGです。
板張りの床、漆喰の壁、天井は和紙を5層に重ねた紙張りなんだそうです。
扉に施された彫刻も凝ってますよね~。
龍の彫刻の扉とか・・・
タイルみたいなのが埋め込まれてる扉もありました。
↑こちらは八角形の塔屋に繋がる扉のようです。
照明も素敵。
塔屋以外の校舎内で、
1ヶ所だけ色ガラスが使われている窓があります。
窓の鍵もレトロでいいなぁ。
建てられた当時
土地自慢でハござらぬが 建築の出来ハ
目今(タダイマ)日本第一等の小学校と申しても
新聞屋の過賞(ホメスギ)では
決してござりますまい
と、新聞で紹介されたことがあるそうです。
素晴らしいものを見学できました。
帰りにショップでこちらのクッキーを購入。
缶も可愛いのだけど・・・
私が気に入ったのはこの天使さん。
ちなみに、天使さんの下に写ってるクッキーは
どうやら 旧開智学校校舎 の建物がモチーフらしい。
それともう1種類、大きな天使の顔クッキーも購入。
割れないように大事に大事に持って帰宅しました。
旅行記はまだ続きます。