松本にひとり旅した記録を
綴っています。
城下町を南北に分ける女鳥羽川
松本市の市街地を流れるこの川は 女鳥羽川(めとばがわ)。
松本に来てこれまで観光した
松本市美術館・あがたの森公園・深志神社・松本市時計博物館 は
全てこちらの川の南側にありました。
そろそろ川の北側に行ってみようと思います。
と、その前にちょっとばかり 女鳥羽川 のお話を。
松本城 は内堀・外堀・総堀で囲まれていますが、
さらに防御強化のため
16世紀後半に 女鳥羽川 の元々の流路を人工的に変え、
今の流れになったのだとか。
かつては主に 女鳥羽川 の北側が武家地、南側が町人地だったそうです。
しかし、流路を変えたせいで大雨の際に氾濫しやすくなってしまったらしく、
過去には台風通過時に大きな被害をもたらしたこともあるそう。
そんな訳で再び河川改修工事が行われたのですが、
川幅を広くすることはできなかったので、
川底を深くする工事をしたんだそうです。
女鳥羽川 沿いには観光客に人気の通りがあるので
私も散策してみたいと思います。
カエルがいっぱいの縄手通り
女鳥羽川 を渡って、縄手通り にやって来ました。
入口にさっそく顔はめパネル。
大人がやろうと思うと体勢が辛そうなくらい穴が下の方にありました。
やってないけど。
そのすぐ傍で凄い存在感を放っていた『ガマ侍』。
東京藝術大学から寄贈されたものなんだそうです。
その隣には愛嬌のある カエル さん。
この子は 縄手通り のイメージキャラクターで
『メトバ』という名前らしいです。
更にその周りに何匹もの小さな カエル さんたちが。
ちょっと大きめもいた。
画像ではそれほどでもなさそうに見えますが、
この日は日曜日ということもあって、縄手通り はすごく賑わっていました。
気になるお店も沢山あって楽しい通りです。
カエル は 縄手通り のシンボル。
その由来である カジカガエル は綺麗な川でしか生きていけない カエル で、
かつて 女鳥羽川 に沢山生息していたそうです。
しかし、いつの頃からか 女鳥羽川 が汚れ、
カジカガエル たちは上流に追いやられることに。
そして、縄手通り が活気を失った時期があったのだとか。
再び美しい 女鳥羽川 を取り戻し、
活気ある 縄手通り に カエ よう!ということで
通りに『蛙大明神』を祀り、新たな取り組みが始まったとのこと。
ちなみに
蛙大明神 の傍にいたこの子は
先ほどの メトバ と共にイメージキャラクターを務める
『ゴウ汰』 。
別の場所にもいた ゴウ汰 。
メトバ は葉っぱの傘(?)みたいなのを持っていて、
ゴウ汰 は二宮金次郎スタイル。
ところで、
昔の二宮金次郎って、ゴウ汰 みたいに
歩きながら本を読んでましたが
今の二宮金次郎って、歩きながら本を読むのは危ないからという理由で、
腰掛けて本を読んでる恰好なんだそうですね。
まだ実物は見たことないですが、時代ですね・・・。
話がそれましたが、
カエル を探しながら 縄手通り を散策するのが楽しい。
私が訪問した翌週くらいに『松本かえるまつり』
なるものも開催されるようでした。
普段よりずっと賑わったんだろうなぁ。
たぶん、今回私が見つけられなかった カエル も
いっぱいいたんだろうなぁ。
お次は神社にお邪魔します。
つづく