松本にひとり旅した記録を
綴っています。![]()
松本市時計博物館
深志神社の次にやって来たのは、松本市時計博物館 。
巨大な振り子時計が埋め込まれている
存在感のある建物です。![]()
![]()
この振り子時計、全長11m・振り子5.6mあり
日本最大級の振り子時計だそうです。
入口はこちらです。![]()
入口の左隣、同じ建物に あぐり というレストランがあったのですが、
何だか良さげなレストランでした。
気になったので帰宅後に調べてみたら、
安曇野の自社農園で収穫した新鮮な野菜や、
県内産のお肉や調味料もこだわりを持って揃え、
化学調味料や市販ソースを一切使用せず、
時間と手間をかけて丁寧に仕上げた料理やスイーツがいただけるそう。
『松本でいちばん美味しい』と評価する松本市民の方も多いみたいです。
ますます気になりますな。![]()
話を戻しまして・・・
では入館料500円をお支払いしてお邪魔します。
展示室の入口すぐの壁にあった時計柄のモザイクアート。
近寄ってみたら小さな時計の写真でできていました。![]()
1階では「時計の進化」をテーマに
映像・音響・照明等の最先端の展示手法を活用し、
時計が庶民に広まっていった様子が紹介されています。
2階では「華麗なる古時計の世界」をテーマとして、
豊富な古時計コレクションがコーナー別に紹介されています。
ろうそく時計(複製)
火時計(燃焼時計) は特定の物を燃やし、
燃え残った量を調べることで時間を計る時計です。
起源は不明なところも多いようですが、
9世紀には ろうそく時計・ランプ時計・火縄時計・線香時計 など、
燃焼系の時計が次々に発明されたんだとか。
西洋ではろうそくや油を使ったものが多く、
日本や中国では線香や火縄なども使われたそうです。
線香時計(19世紀 / 中国)
龍の時計の胴体の上に均一に6本の黒糸が並んでいます。
糸の両端には球がくくりつけられています。
糸の上に横たえる形で火のついた線香を置くと、順番に糸が焼き切れ、
球が下の真鍮板に落ち、時間を知らせる仕組みのようです。
球が落ちるのはほぼ5分毎で、
時計というよりはタイマーのようなものみたいです。
そんなに大きなものではないですが、
屋外に置いておいても、屋内で聞こえるくらい大きな音が鳴るそうですよ。
1回使い終わる毎に
いちいち球をくくりつけ直さなきゃいけないのが少々面倒ですな。
(ズボラ人間の意見
)
『現代・未来の時』コーナー
金魚時計(日本製 / 大正時代)
この角度からだと確認できませんが、
金魚鉢の蓋部分に時計の機械が組み込まれているそうです。
金魚はゆっくり回転します。
レトロで可愛い時計ですね。![]()
遊動円木置時計(日本製 / 大正時代)
気のせいかも知れないけど
某世界的人気キャラクターに見えて仕方がない私です。![]()
尺時計(江戸末期)
ちょっと画像が小さくてわからないかもしれませんが、
物差しのような文字板が取り付けてあることから 尺時計 というそう。
動力の錘に指針が付いていて、
錘が下がるにつれ指針も下へと進み、時刻を示すようになっています。
こちらのお方は、古時計の研究者であり
技術者でもあった 本田親蔵 氏(1896〜1985)。
生涯をかけて収集した貴重な和洋の古時計コレクションを
人びとに永く親しんでいただきたいと、松本市へ寄贈されたのだとか。
おかげさまで
貴重な品を私も見学することができました。
本田さん、ありがとうございます!
グランドファーザークロック(イギリス製 / 18世紀)
え″!?
おお~きな のっぽの ふるどけい~
おじい~さんの~ とけい~![]()
という歌がありますが・・・
こういう縦長の機械式置時計の名前自体が グランドファーザークロック
というのですね!(ホールクロックとも言う)
あの歌は、おじいさんの グランドファーザークロック について
歌ったものだったんですね。
知らんかった~。![]()
単なる時を知らせる機械じゃないですよね。
素晴らしいアートです。![]()
ステンドグラス時計(フランス / 19世紀)
こちらも素敵なアート時計ですね。![]()
そんなに大きな博物館ではないですが、
人が少なくてじっくり見学できました。![]()
![]()


















