シンガポールで生活していると、本当によく遭遇する生き物がいます。
彼らは特に 雨上がり に出没します。![]()
その生き物というのは カタツムリ 。![]()
↑は アフリカマイマイ という種類の カタツムリ で、
私が見かけるのはいつもこの種類ばかり。
雨上がりに自宅近くのとある道を歩いていると
道沿いの塀に数えきれないくらい アフリカマイマイ がくっついていたりします。
ちなみに
この アフリカマイマイ
大きいものだと
余裕で大人のこぶしくらいの
大きさがあります。![]()
私は野山を走り回って育った元野生児で
幼き頃は カタツムリ など平気で素手で捕まえてましたが
こぶし大の カタツムリ は流石にビビります。
でも
素手で捕まえなくて正解でした。
アフリカマイマイ の体内には
広東住血線虫(かんとんじゅうけつせんちゅう)という寄生虫がいて
それが人間の体内に入ると
高熱や激しい嘔吐、頭痛、
更には 髄膜脳炎 を引き起こし、死に至る ケースもあるのだとか。
そのため
アフリカマイマイ に素手で触ることはとても危険で、
なんなら アフリカマイマイ が通った跡に触れるだけでも危険があるとか。
例えば
アフリカマイマイ が畑に植えられている野菜の上を通って
その野菜を丁寧に洗わずにサラダにして食べたとしたら
広東住血線虫 が体内に入ってしまう可能性があるわけです。![]()
私は知らなかったのですが
アフリカマイマイ は日本にも生息しているんだそうですね。
戦前に 食用 として日本に持ち込まれたらしいです。
沖縄を中心とした西南諸島や
小笠原諸島で生息が確認されているとのこと。
寒さに弱いため本州などの地域では越冬できなかったようです。
寄生虫の話を聞いちゃうと
食べるなんて恐ろしい!
と思ってしまいますが
きちんと管理され、寄生虫の危険が無いものは
しっかり下処理すれば食べることができるようで、
フランスで安い値段で「エスカルゴ」として売られているものは
実は アフリカマイマイ が使われていることもあるそうです。
とにかく
大人の方なら カタツムリ を素手で触った後に
手を洗わずに食事するなんてことはまずないとは思いますが
小さなお子さんだと目を離した隙に触ってしまったり、
触った手を口に入れたり、目を擦ったりって事もあるかもしれませんので
十分にご注意ください!

