お恥ずかしながら
今回シンガポールと日本で二拠点生活を始めるまで
シンガポールの事をほぼ何も知らなかった私。
二拠点生活が決まって
初めて プラナカン という言葉を知りました。
そして
その プラナカン の文化がとても美しいことを知り、
先日ここにお邪魔してきました。
プラナカン博物館
プラナカン文化 は色んなジャンルで見ることができますが、
特徴的な 建築 もとても魅力的です。
プラナカン建築 については
後日じっくり(?)語ることにしますが・・・
その 色使い も特徴のひとつ。
博物館はその用途に合わせて設計されているので
一般的な プラナカン建築 とはデザインがちょっと違うのかもしれませんが、
やはり 色使い は
プラナカン建築 の特徴である パステルカラー が使われています。
とっても素敵。
内部も素敵な造りでした。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが
プラナカン とはマレー語で「ここで生まれた」という意味を持ち、
欧米列強による統治下にあった15~19世紀にかけ
東南アジア(主にマレーシア・インドネシア・シンガポール)に移住して来た
中華系移民の末裔 のことを指すのだそうです。
こちらは陶磁器などを展示するギャラリー。
幸福の象徴である蝶がデザインされたこちらの食器たちは
結婚式やお正月、お客さんをもてなす時に使われていたそう。
こちらの蓋付きの壷は カムチェン という器で、
直径4~5cmの小さなものから、直径40cmほどの大きなものまで
色んなサイズがあります。
小さなものはお菓子や化粧品、
大きなものはスープや飲料水を入れるのに使われていたそうです。
どれも 色使い が本当に素敵。
描かれるのは鳳凰や牡丹といったものが多いみたい。
博物館に展示されているものは
年代も古く貴重なものたちばかりなのでしょうが、
お土産屋さんなどで取り扱いのある プラナカン食器 たちも
すごく綺麗で可愛いものばかり。
お気に入りの品を見つけて日本に連れ帰りたいと思ってます。
家具や調度品も手が込んだデザインで、とても美しかったです。
ベッドですかね?
枠の飾り彫り(?)が細かっ!!!
プラナカン 初期の世代は↑このような家具を好んだそうです。
ファッションに関する展示も。
シンガポールには プラナカン のコミュニティーがあったエリアがあり、
今も素敵な プラナカン建築 が並んでいるそうです。
残念ながらまだそのエリアには行けてないのですが、
近いうちにぜひ散策しに行ってみたいなと思っています。